猫が好き
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思わず二度見! 羊毛フェルトで作ったリアルな愛猫、本物との比較ショットに「かわいい」「どちらも幸せ」の声
そんなコメントとともに公開された動画と写真。そこには、羊毛フェルト作家として活躍するミャオフェルト(@meow_felt)さんの愛猫・エキゾチックショートヘアの男のコ「ジロー」くん(取材時、8才)が飼い主さんの膝上で眠っている姿と、羊毛フェルトで作られた“へそ天”になって眠るジローくんの作品がうつっています。
リプライには「かわいいです〜」「愛猫ちゃんとってもかわいいです。なでなでされて気持ち良さそう。そしてフェルトの猫さんも同じポーズで気持ち良さそうに寝転んでいて、どちらも幸せ~ですね」など、感嘆する声が寄せられています。
2022年から羊毛フェルトの作品制作をはじめたというミャオフェルト(@meow_felt)さん。制作にあたって、ジローくんの体つきやポーズを参考にすることがたくさんあるそうです。ジローくんの寝姿を模した作品は、納得のいくクオリティに達するまで、4年以上の時間もの時間を費やしたといいます。
ミャオフェルトさんに、羊毛フェルト作家として活動をはじめたきっかけや作品づくりにおけるこだわりなど、詳しいお話を伺いました。
「愛猫を羊毛フェルトで作りたい」ゼロからスタートした制作活動
現在は、猫を中心とした作品制作を進めているミャオフェルトさん。活動初期は、どのような様子だったのでしょうか?
ミャオフェルトさん:
「2年前に羊毛フェルトで猫の作品を作り始め、すぐにのめり込んでしまいました。初めて完成した作品は、ひどいできばえで、翌日にはすぐに次の作品にとりかかったのを覚えています。当初は、制作から離れている時間も常に頭の中で『どういうふうにすればうまくいくのだろう』と無意識に考えてしまうほど、羊毛フェルトのことで頭がいっぱいでした」
無我夢中で作品作りに取り組む中、4カ月ほど経ったころ、少しずつコツがつかめてきたことを実感したといいます。そこで、自身の作品を販売してみることにしました。
ミャオフェルトさん:
「購入者様に価格を決めてもらえるオークションで出品することに。どのような価格であっても、自分の作ったものをお迎えしてくださる方がいるということが、とても励みになりました。モチーフとして猫を選んだきっかけは、『愛猫を羊毛フェルトで作りたい』と思ったから。実際、『羊毛フェルトでうちの猫を作ってほしい』というオーダーもたくさんいただきました。愛猫の作品を手にとってみたいというのは、“猫好きさんあるある”なのかもしれませんね」
作品づくりにおける「こだわりのポイント」とは? 11月にウェブ個展を開催
ミャオフェルトさん:
「エキゾチックショートヘアの通称『ぶさかわ』なところに魅せられているので、それを作品で表現できるよう表情にはこだわっています。エキゾチックショートヘアならではの『何とも形容しがたい、愛らしい表情』を作品に映しとることができたときは、とてもうれしいです。そのような完成度に近づけるために、SNSで猫の画像をたくさん見ながら表情や被毛の模様などについて勉強しています」
「1カ月に制作できるのは、3、4体ほど。最後の最後に表情の仕上げをするのですが、たった直径3センチほどの面積を整えるだけで4、5時間はかかります。小さな手のひらサイズの中にも愛らしさが宿っているように感じられるのが羊毛フェルトならではの魅力。今のところ大きな作品を作る予定はありません」
最後に、今後の作品づくりでしたいこと、目標について伺いました。
ミャオフェルトさん:
「今後は“うちのコオーダー”も少しお受けしていきたいと考えています。小さな作品の中にどれだけ実物の要素を込められるかが鍵。とても難しいですが、やりがいを感じています」
現在は、今秋、開催予定のウェブ個展に向けて、新たな作品制作に取り組んでいるミャオフェルトさん。これからも、愛らしい猫たちの羊毛フェルト作品をたくさん披露してほしいですね。
写真提供・取材協力/@meow_feltさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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