猫が好き
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保護猫との出会いがもたらした幸せな暮らし。かけがえのない存在であることを実感した出来事とは
ひろしくんは、2021年末に保護され、2022年1月1日から飼い主さんとの暮らしを始めました。現在は3才(取材時点)となったひろしくん。白黒のハチワレ柄が愛らしい男のコです。
そんなひろしくんと飼い主さんとの出会い、そしてともに過ごしてきた日々について詳しくお話を伺いました。
里親募集の写真で目に留まったひろしくんとの出会い
長らく「猫をお迎えしたい」と考えていた飼い主さんは、猫と暮らすことができる家へ引っ越しをしたことをきっかけに、保護猫を探し始めました。そんなある日、ひろしくんに出会ったのです。
飼い主さん:
「猫を迎えるなら、保護猫をと思っていました。ある日、里親募集を見ていたとき、ひろしの写真を目にしたのです。白のボディに黒の七三分け、そしてちょっとしたブチ模様。スレンダーでカッコいいスタイルながら、体の模様が個性的で、そのギャップに心を引かれました」
飼い主さんは、すぐに募集先へ連絡。ひろしくんと会うために、保護施設を訪れました。ほかにもかわいらしい猫はたくさんいましたが、ひろしくんへの思いは揺るがなかったといいます。
飼い主さん:
「ひろしを迎えたいと強く感じました。写真ではわからなかったチャームポイントもいろいろあって、すっかり心を奪われたのです」
さらに、ひろしくんに付けられていた仮名は、飼い主さんが心の中で付けていた名前と一致。強いご縁を感じたのです。そうして2022年の元旦、トライアルを経て正式にひろしくんを迎え入れることが決まりました。
お迎えしてからの日々。賢いひろしくんが見せた成長
特に、ひろしくんが子猫だったときのエネルギッシュな姿が印象に残っているそうですよ。
飼い主さん:
「最初の頃は、夜になると大運動会をして、カーテンによじ登ったり、髪の毛を引っ張られたり……。保護施設の方から『ダメなことは叱ってください』と言われていたので、目を見て『ダメでしょ!』としっかり叱るように心がけたところ、だんだんとそうした行動はしなくなりました。今では、寝ている私を起こすときも、前足でチョイチョイと触れるだけ。本当に賢いなと思います」
飼い主さんにとって、ひろしくんが家にいてくれることが心の支えになりました。
飼い主さん:
「家に帰るといつも変わらずに『にゃ〜』と出迎えてくれるのが本当にうれしくて支えになっています。しかも、ほぼ毎日、一緒に寝てくれるのです。今では、ひろしがいないと安眠できていないように感じられるまでになりました(笑)」
また、飼い主さん以外の人に接するときの様子にも成長が見てとれるようなったそうです。
飼い主さん:
「何回か家に来てくれる人のことはちゃんと覚えて、甘えるようになったのです。おやつをあげてもらうことで、少しずつ、ほかの人にも慣れてきたので安心しています」
今、飼い主さんがひろしくんに伝えたい言葉とは?
飼い主さん:
「友人宅の猫ちゃんと触れ合ったあとなど、ほかの猫のニオイがしても『まあいいか!』と気にせず甘えます」
飼い主さんにとって、なくてはならない存在になったひろしくん。そのことを強く感じる出来事がありました。
飼い主さん:
「ひろしが体調不良で入院したとき、もっと早く気付けなかった自分を責めてずっと泣いていました。ひろしが元気でいてくれることが、私の原動力なのだと感じています。ひろしには、『元気でいてね。大好きだよ』と伝えたいです」
写真提供・取材協力/@oniku_yesさん)/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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