猫が好き
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力いっぱい「シャー!」と威嚇していた保護子猫→さまざまな困難を乗り越え4才に! 成長ビフォーアフターにほっこり
こちらの写真は、保護したばかりの生後1カ月半ごろのむぎちゃんの様子。体は手のひらサイズで、体重は600gほどしかなかったそうです。
突然、目の前に現れた人間に怯えて「シャー!」と威嚇するむぎちゃんの姿に、飼い主さんは可愛らしさを感じた反面、複雑な感情を抱いたといいます。
「保護したばかりの緊張や不安、傷ついて汚れているむぎちゃんを見て、悲しみなどいろんな感情がありました」
むぎちゃんとの出会い
飼い主さんの話では、近くには成猫と思われる遺体があったそう。もしかすると、むぎちゃんの母猫の可能性もあったようです。外の世界の過酷な状況で生きてきたことがうかがえる状況でした。
「夫婦ふたりとも猫が好きで、ずっと『猫を飼いたいね』と話していたんです。このときむぎちゃんと出会ったのは、運命だなと感じました」
「お世話が大変なコ」だった時期も
むぎちゃんとの暮らしは順風満帆というわけではなく、さまざまなトラブルに直面したといいます。
「むぎちゃんは1才ごろまでは異食症が本当に激しくて、目についたものすべてを食い尽くす猫でした。抱っこしていたら、洋服の袖がなくなっていたこともあります。
また、野良のときに河辺の生き物を食べて過ごしていたのか、1才過ぎまで寄生虫のトラブルもありました。それ以外にも、原因不明の結膜炎や両耳の脱毛、夏バテなどなど毎年何かがあって、動物病院の先生からも『お世話が大変なコ』とお墨付きをもらっています」
「私たちもむぎちゃんの言いたいことがわかるようになりましたし、むぎちゃんも私たちの言葉を理解してるのかなという場面が増えました。たとえば、自分の名前に反応したり、『ダメ』『ごはん』『ちゅ〜る』『行くよ』などの言葉も理解しているように感じます。
むぎちゃんは窓から外を眺めていることが多いのですが、通行人から『可愛い』と声をかけられると、まんざらでもなさそうにしています」
むぎちゃんはどんなコ?
甘えたいときに見せる“鳴き顔”は、子猫のころから今でも変わらないのだとか。
「飼い主的にはドアを開けられるのは困るので、ドアノブを縦に付け直しました。むぎちゃんは、人の子どもかと思うくらいの賢いコです」
本当にかけがえのない存在
飼い主さんにとって、むぎちゃんはどのような存在なのでしょうか。
「むぎちゃんは、本当にかけがえのない存在です。日々『かわいい』を更新し続けるむぎちゃんを記録に残すために、毎月フォトアルバムを作成し、50冊目に突入しました。
まだ先のことですが、むぎちゃんがシニアになったら今よりもっと一緒にいられる時間を増やしたいと思っています。どう人間の生活スタイルを変えたらいいのか、今から夫婦で考えているところです。
むぎちゃんには、苦しみや悲しみを感じない猫生を送ってほしいです」
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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