大人も楽しめる“猫が登場する絵本”読んでみました♡

秋田県にあるお店、『ねこ絵本とねこ雑貨の店かぎしっぽ』は、猫猫猫……猫雑貨であふれています。猫用のおもちゃや猫をモチーフにしたアクセサリーなど。
そんな、さまざまな猫グッズの中でも、今回は、かぎしっぽの店主さんオススメの“猫が登場する絵本”を紹介します♪

大人が読んでも楽しめる絵本のススメ

一般的には、絵本は子どもの読み物と認識されていますが、実際は、大人が楽しめる絵本もたくさんあります。特定の作家の絵本を買う人や表紙が気に入ってジャケ買いする人、そのほか、タイトルに惹かれて手に取る人など、絵本の選び方は人それぞれです。

子どもの頃に読んだ絵本を大人になって読み返してみると、また違った感想をもつこともあるでしょう。大人になってから、絵本の魅力にどっぷりハマる人が多いのも納得です♡

猫が登場する絵本　3選♡

猫たちの散歩。実は……！？『だんまり』

擬人化された猫がこちらをにらみながら腕を組む表紙と、『だんまり』というタイトル。こわい絵本なのかな？と思い、読み進めると、タイトルの“だんまり”は主人公“ぼく”が飼っている黒猫の名前でした。
“ぼく”は昼間ぷいといなくなる、だんまりがいつもどこに行っているのかが気になっています。だんまりの後をこっそり追った“ぼく”が、なんと！猫の世界にたどり着くというお話です。

今まで猫だっただんまりが、突如紳士に変身して車を運転するシーンや、尻尾がないと入れない映画館に“ぼく”が紐をお尻にぶらさげて入館する場面などは、くすっと笑ってしまいました。

「いつもどこに行っているのかな？」と気になる猫の散歩。実は、猫の世界に行っているのかもしれませんよ♪

イラストも物語もかわいい！『おじいさんのしごと』

最初の1ページ目に「ケンタくんのおじいさんは　しんでしまいました」の悲しい言葉。しかし、すぐに天国のおじいさんが登場します。死んでしまったおじいさんは、道を間違えて猫の天国に行ってしまうのです。おじいさんは、猫の天国で仕事をすることになります。どんな仕事かというと……猫の模様を書く仕事です。

物語の内容はもちろんですが、とにかくイラストがかわいい！猫の模様って、猫の天国で書いていたんだ♡と、ほっこりしてしまいました。いろいろな柄の猫がたくさん登場するので、猫を飼っている人は、うちの猫に似た猫はいるかな？と探すのもおもしろいですよ！

猫を飼っている人はぜひ♡『ねこはまいにちいそがしい』

猫の毎日を、猫目線で描いた絵本です。人間から見ると自由気ままに見える猫も、実はとても忙しいんだそう。朝は家族を起こすことから始まり、編み物のお手伝い、夜は湯たんぽのかわりまで、猫には仕事がたくさんあるのです。

猫を飼っている人が、「うんうん」とうなずいてしまうシーンもありますよ♪個人的には、最後の「だけど、そんなまいにちが　すごくたのしいのさ」というセリフが好きです。猫を飼っている人は、ぜひこの絵本を読んで、愛猫の仕事っぷりを褒めてあげてください♡