猫と暮らす
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台湾の猫村と日本のししまるの話 【渋ネコししまるさん】#20
ししまると離ればなれになるのは寂しいものの、久しぶりの海外&初台湾で、ウキウキしながら荷造りをしていました。
すると、ししまるがトコトコやってきて、ケースの中にはいって、チョン。
旅行は好きなのですが、実のところ飛行機の離陸と着陸が苦手なので、ししまると一緒に旅ができたらなんと心強いことかと、本気で思いました。
結局、離着陸の不安は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の空中を飛ぶようなシーンで、気持ちをごまかしました。
そんなこんなで台湾に着いて、ホテルへ直行。
屋台で食べた晩御飯の、あまりの美味しさと安さにびっくりしつつ、部屋へ戻って家族に連絡。
ししまるの様子を聞きつつ、自動給餌機のカメラからししまるを眺める癒しタイムで一日は終わりました。
次の日はフリーだったので、台湾でも有名な「猫村」へ行ってきました。
ネコムライスの猫村さんではありません。
2013年、米CNNに「世界6大猫スポット」として紹介された「猴硐(ホウトン)」のことです。
台北駅から電車一本で行けるので、初めての土地でも迷わず行けました。
当日はあいにくの雨。にもかかわらず、いろんな猫たちに出会うことができました。
途中、夜市や点在している屋台で気になるものを買い、ホテルの部屋で夕食。
そして前日同様、家族に連絡してからの、ししまるタイム。
どうやらししまるは、いつもの箱で寝ていたそうですが、ときどきふらっと消えては、私の部屋の前でうろうろしたり、いつもはあまり近づかないような場所へ行き、何かを探すようにしていたそうです。
そんな話を聞くと、来たばかりの台湾であっても、家に帰りたくなるのでありました。
帰りの離着陸は、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の飛ぶシーンに助けられました。
自宅に着いてすぐに、「ししまーる」と呼びかけました。
ししまるは、とことこと2階から降りてきたと思ったら、「おかえり日本へ!」と歩くことができない勢いで、足元にスリスリと熱烈大歓迎。
離れていた分、その日はししまると沢山じゃれあいました。
たまたまかもしれませんが、その日のししまるの目は、いつもよりキラキラしているように見えたのでした。
登場人物の紹介
Taco(たこ)プロフィール
「ちいさな猫を召喚できたなら」「3匹のちいさな猫を召喚できたなら」「ぷっちねこ。」(徳間書店)など、好評発売中。「ちいさな猫を召喚できたなら」は重版後、韓国版・インドネシア版も発売。今年は中国版が出版予定。
現在、Web上では不定期に新作漫画を更新中。詳しくは以下のSNSへ。
Tacoのインスタ: @tacos_cat
ししまるのインスタ: @emonemon
・Twitter:@taco_emonemon
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