ぬいぐるみのような姿と甘えん坊な性格が人気の『ラグドール』。じつは、ラグドールには見た目がよく似た“そっくりさん”が存在します。そこで今回は、ラグドールにそっくりな2つの猫種『ラガマフィン』『バーマン』と、ラグドールを比べてみました。
ラグドール、ラガマフィン、バーマンを紹介
ラグドール
こちらが『ラグドール』。猫種名は英語で「ぬいぐるみ」を表す言葉からきています。その名の通り、ぬいぐるみのように愛らしい姿と性格から、人気の高い猫種です。
ラガマフィン
こちらが『ラガマフィン』。“猫のテディベア”と呼ばれることもあり、ラグドールと同様、ぬいぐるみのような愛らしさをもつ猫種です。
バーマン
こちらが『バーマン』。外見はそっくりですが、その歴史はラグドール、ラガマフィンよりも古く、原産国では伝説に登場する“聖なる猫”ともいわれています。
猫種のルーツ
ラグドールはアメリカ原産の比較的新しい猫種
ラグドールの起源には諸説ありますが、1963年のアメリカで、アン・ベイカーというブリーダーがバーマンに似た自分の飼い猫と、近所で買われていた白猫を交配させたことがラグドールの始まりといわれています。CFAに公認されたのは2000年代に入ってからと、比較的新しい猫種です。
ラガマフィンの先祖はラグドールと同じ血統
ラガマフィンもラグドールと同様に新しめの猫種で、前述のアン・ベイカーのもとから独立したブリーダーたちによって、ラグドールと同じ血統の猫から新たに生み出されました。共通の先祖をもつことから、ラグドールとラガマフィンはよく似た猫種といわれています。
バーマンはビルマ(ミャンマー)が起源
バーマンはその名の由来であるビルマ(現在のミャンマー)が原産国。1919年、ビルマを訪れたフランス人がきっかけで、その後欧米に広まっていきます。ラグドールの先祖となった猫がバーマンに似ていたという説もあり、ラグドールとそっくりな外見をしています。
外見の特徴
ラグドールはふさふさの長毛にブルーの瞳が印象的
ラグドールは猫種のなかでもかなり大きく、体重4.5~8kgくらいまで成長します。ふさふさの長毛は、白をベースにポイントカラー、バイカラー、ミテッドなどのさまざまなパターンがあり、瞳の色は美しいブルーです。
ラガマフィンにはさまざまな毛色が
ラガマフィンもラグドールと同じく大型の長毛猫で、体重は4.5kg~9kgほどに達します。ラガマフィンはポインテッドを除くあらゆる毛色が認められており、カラーバリエーションが豊富な点が、白をベースとした毛色をもつラグドールとの違いです。
バーマンは“白いグローブ”が特徴
バーマンの体重は4~7kgでラグドールよりは少し小さめ。ポイントカラーの長毛に美しいブルーの瞳をもつ点はラグドールとそっくりですが、四肢の色に両者の違いが。バーマンは「白いグローブをはめたような色が望ましい」とされていますが、ラグドールには四肢の色の決まりはありません。
性格
ラグドールはおとなしくて人が好き
ラグドールは人なつっこく、穏やかな性格。甘えん坊で抱っこを好む傾向があり、のんびり屋さんで狩りにはあまり興味を示さないコが多いといわれています。
穏やかで好奇心おう盛なラガマフィン
ラガマフィンもラグドールと同様、穏やかで甘えん坊なコが多い傾向が。一方、狩りに興味が薄いラグドールに対して、ラガマフィンは好奇心おう盛な一面も。おもちゃにも機敏に反応し、遊び好きといわれています。
バーマンは落ち着いた性格
バーマンは心のバランスが取れており、やさしく穏やかな性格といわれています。ラグドール、ラガマフィンと同様に、お家に迎えたらきっと素晴らしい家族になってくれることでしょう。
近年、人気が高まっているラグドール。ラグドールにそっくりなラガマフィン、バーマンもとても魅力的な猫種ですので、ラグドールが気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『ラグドールの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『ラガマフィンの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『バーマンの特徴・性格・飼い方』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー 高野八重子先生)
文/terasato
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※猫の体格や性格には個体差があります。