猫が好き
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車の下に住み着いた野良子猫を保護するも、初めは「家庭内別居」→その後、子猫が甘えるまでになった変化に驚き!

そこで、ハマグリちゃんとの出会いや今の暮らしなどについて、飼い主さんにお話を伺ってみました。
車の下でうずくまっている子猫を発見
子猫は警戒しているのか、飼い主さんのほうをじっ…と見ていたそう。飼い主さんはこのとき、運命を感じてしまったといいます。
「子猫を見つけたとき、ちょうどLINEの待ち受けにしていた猫とソックリだったので、びっくりしてしまいました。可愛くてなんとなく運命を感じたのですが『まだ小さいからママが迎えに来てくれるかも』と思い、とりあえずごはんを与えて様子をみることに。そこから仕事終わりに猫のごはんを買って帰り、家に着いたら与えるという日々が続きました」
そんなある日、飼い主さんは子猫のある行動を見て、保護することを決意したといいます。
「私は一人暮らしのため『猫を飼ったら可哀想ではないか?』と思い、保護主さんを探す活動も始めてました。でも、子猫にごはんを与えたあとの行動を見ていたら、なんと車のタイヤの部分から車の中に入って遊んでいたんです!
子猫は警戒心が強くて、ごはんを与えたらすぐどこかに消えていたんですが、まさか車の中で遊んでいたとは…あの光景を見たとき、私の顔は一気に青ざめて『このままだといつか危険な目に遭う』と考え、保護しようと決めました」
大雨の日、保護することに成功
そして、大雨が降っていた7月3日。とりあえずいつも通り家のドアを少し開けていたら、子猫がひょいっと家の中へと入ってきたのだそうです。
「今まで全然入らなかったのに…! そこからテケテケとごはんのところまで来て食べ始めたので、すかさずドアを閉めました。『出してー!ママ助けてー!』って言ってくるかもと思いきや、意外と大人しくて。クンクンと家の中の探検が始まりました」
「抱っこなんて夢のまた夢」と思っていたら、徐々にハマグリちゃんに変化が
保護する際もハマグリちゃんが自ら家の中に入ってきたため、飼い主さんはハマグリちゃんを触ったこともなく、近寄るだけで逃げられてしまい、抱っこなんて夢のまた夢だったと当時の心境を話します。
「ワンルームなので一緒の空間で生活することになりましたが、ハマグリがソファとクローゼットで生活し、私がベッドの狭いスペースで生活するという家庭内別居をしばらく続けてました」
「ナデナデが気持ちよかったのか、自分から『撫でていいよ』という顔で見てくるようになり、寄ってくるようにもなりました。甘えたいけどうまく甘えられない、どうやって甘えていいかわからない…という感じが愛おしかったです。今でもまだちょっとそういう感じですね(笑)」
今では抱っこのおねだりや、お出迎えもしてくれる♪
保護当時と比べると、ハマグリちゃんの表情がとても柔らかくなったようにも感じられますよね。
「最初は正直、抱っこも諦めていましたが、やっぱり甘えたかったんですね。ある日ベッドで寝てたら、ハマグリが横に来て私の顔をずっと見ていたことがあったんです。私は寝たフリをしていたんですが、そこから少しずつ距離が縮まったような気がしています」
「そして、病院の先生にナデナデの仕方を教えてもらって、ごはん中にナデナデが成功したぐらいから一気に縮まりましたね! やっぱりナデナデされたいなんて、子どもなんだなって…ほんとに可愛いです」
猫にはいろんな性格のコがいますが、そのコに合った向き合い方をしてあげることが大切なんだと改めて感じさせられますね。
ハマグリちゃんとの出会いで、毎日幸せを感じられるようになった
「なんかこんなこと言うのも恥ずかしいんですけど、『幸せ』を感じるようになりました(笑) 転勤で知り合いも少なかったなか、寂しい毎日に急に幸せが舞い込んできたって感じです。あとはとにかくハマグリが可愛い(笑) 行動のすべてが可愛いです! 」
「幸せをありがとう。あのとき、私の家の前に来てくれてありがとう。ママの愛情を受けなかった分、これから一緒に幸せになるよ!!」
取材・文/雨宮カイ
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