猫が好き
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絶賛の声が続出! 花や植物をコラージュした「猫の水彩画」作品に引き込まれる
日常の中に素敵な絵があったら、毎日ほっと癒されそうな気がしませんか?
こちらは、水彩画家・タケダヒロキさん(@takedahiroki)が描いた作品。可愛らしく描かれた猫ちゃんをよく見てみると、花や植物がコラージュされているんです!
1年半の試行錯誤 自分にしか描けない世界観を見つけた
おもに水彩、アクリルガッシュを使用し、花や植物をモチーフにした華やかで優しい世界を表現しているというタケダさん。Twitterなどでその作品の数々を見た人たちからは、「素敵すぎる」といった声があがっています。
見ていると引き込まれてしまう魅力のある作品について、タケダさんに話を伺ってみると、この作風にたどり着くまで1年半の試行錯誤の日々が続いたといいます。
タケダヒロキさん(以下、タケダさん):
「母が花やグリーンを育てるのが好きで、ベランダや室内に植物が溢れている環境で育ちました。自分は直接好きだという感情はそんなにはなかったのですが、『自分にしか描けない世界観はどういうものか』と試行錯誤しているときに、植物を絡めた作風を思いつきました。
墨でモノクロのクールなイラストを描いていたこともありましたが、カラフルであたたかいイメージのほうが自分らしいとも感じました」
タケダさん:
「そして、動物の写真を眺めてイメージしているときに毛の流れが葉っぱに見えてきたり、イグアナの鱗が花の集合体に見えてきたんです。そのまま描くのではなく、植物に当てはめることができることに気がついたときは嬉しかったですね」
動物のリアリティを出すために、気をつけていることが
作品を描く際のこだわりのひとつに、立体感があると語るタケダさん。描いているひとつひとつのパーツは、一見すると単純な可愛らしい花や植物だけれど、テーマとしている動物を引きで見たときにはリアリティがあるものにできるよう、植物の流れや生え方を動物の体に合わせて立体感が出るようにしているのだとか。
立体感を表現するために、光と影を描くことも意識しているのだそうです。
また、作品を描く際に最も重要で悩むのが「引き算の作業」だといいます。
タケダさん:
「ただリアルに描けばいいイラストであれば、モリモリと描き足す作業ですが、あえて白く抜けている部分をつくりたいので描きすぎずに、しっかりと植物に当てはめて表現できるかがポイントです。楽しくなってモリモリ描いてしまうと、つまらない作品になってしまうので」
タケダさん:
「最後の仕上げで白の絵の具を少し使いますが、動物に描かれているお花の白は紙の色です。そこは塗らずに周りを塗っています。白い画用紙に色を置いていくというシンプルな作業に、緊張と楽しさを感じています。紙の白はとても重要な一色なんです」
作品には、タケダさんの思いやこだわりがたくさん詰まっているようです。
猫や犬などのイラストのオーダーも大人気
素敵な作品を描き続けるタケダさんですが、猫や犬などのイラストのオーダーも受け付けているそうです。
タケダさん:
「自分も昔ペットを飼っていたのでわかるのですが、家族同然に愛着があり、毎日接するパートナーなので、好き勝手に描けない難しさはあります。同じ犬種でもしっぽが丸かったり、目がもっと鋭かったり…飼い主さまのイメージするそのコらしさをしっかり描いてあげることを心がけています」
タケダさんの手によって、大切な愛猫・愛犬がどのように描かれるのか、ワクワクしてしまいますね。みなさんもぜひ、タケダさんの作品をTwitterなどでチェックしてみてください!
参照/Twitter(@takedahiroki)
取材・文/雨宮カイ
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