猫が好き
UP DATE
クセになっちゃうかわいさ♪ 猫の肉球に隠された4つのヒミツ
プニプニとした柔らかい感触がクセになってしまう「猫の肉球」。そんな私たちの心を魅了する猫の肉球を人のパーツに例えると、手のひらの上の部分と指先にあたることはご存じでしょうか? 今回は、猫の肉球に隠された“ヒミツ”を4つご紹介します。
①肉球の色は「黒い色素の量」によって変わる
猫の肉球の色は、その猫がもつ「黒い色素の量」によって異なっています。黒い色素が少ないほどピンクが強くなり、黒い色素が少し増えると、あずき色やグレーになることもあるでしょう。
基本的に、猫の祖先や野生のネコ科動物の肉球は、すべて黒でした。まれに白っぽい被毛とピンクの肉球をもつ個体が出現しましたが、それだと自然界では目立ちすぎて生きていくことができません。
しかし、猫は人に守られながら暮らしているため、黒い色素が少ない個体も生き残り、その遺伝子が受け継がれるようになりました。肉球のカラーバリエーションは、人との関わりのなかで増えていったともいえるでしょう。
基本的に、猫の祖先や野生のネコ科動物の肉球は、すべて黒でした。まれに白っぽい被毛とピンクの肉球をもつ個体が出現しましたが、それだと自然界では目立ちすぎて生きていくことができません。
しかし、猫は人に守られながら暮らしているため、黒い色素が少ない個体も生き残り、その遺伝子が受け継がれるようになりました。肉球のカラーバリエーションは、人との関わりのなかで増えていったともいえるでしょう。
②肉球は「特別な組織」でできているためクッション性が高い
猫の肉球がとても弾力があって柔らかいのは、「結締組織(総合組織)」と呼ばれる特殊な組織でできているから。
動物の体の組織は、基本的に筋肉・血管・神経とそれぞれで分かれていますが、猫の肉球をつくる結締組織は、筋肉・血管・神経が入り混じってひと塊になっています。
このような特殊な組織だからこそ、猫の肉球は優れたクッション性が実現できるのです。
動物の体の組織は、基本的に筋肉・血管・神経とそれぞれで分かれていますが、猫の肉球をつくる結締組織は、筋肉・血管・神経が入り混じってひと塊になっています。
このような特殊な組織だからこそ、猫の肉球は優れたクッション性が実現できるのです。
③肉球の神経は「爪の出し入れ」に関係している!
猫の爪はふだんしまわれていますが、身の危険を感じたときなどには、自分の意思で爪を出すことができます。この動きに関わっているのは、小さな肉球(指球)根元の骨をとりまく腱や靭帯です。
そして、爪を出すかどうかを判別するのは、肉球の神経。肉球への刺激は神経網を通って延髄へ到達し、爪を動かす筋肉へと伝わります。そして、下側の腱が引かれて爪が出る仕組みになっています。
肉球が触れたものが危険だと判別すると、瞬時に爪を出して身を守る態勢に入るというわけです。
そして、爪を出すかどうかを判別するのは、肉球の神経。肉球への刺激は神経網を通って延髄へ到達し、爪を動かす筋肉へと伝わります。そして、下側の腱が引かれて爪が出る仕組みになっています。
肉球が触れたものが危険だと判別すると、瞬時に爪を出して身を守る態勢に入るというわけです。
④肉球のニオイには「汗」が関係している
愛猫の肉球から香ばしいニオイがすると感じたことがある飼い主さんは多いでしょう。これは、肉球に汗腺があることが原因です。汗はもともとニオイを発しますし、指間で蒸れることでより強いニオイを発することもあるでしょう。
ちなみに、愛猫の肉球のニオイを「いいニオイ」と感じる飼い主さんは多いようです。一般的に、ニオイの快・不快の大部分は脳が判断していますから、愛猫への愛の強さゆえ、「いいニオイ」と感じる人が多いのかもしれませんね。
ちなみに、愛猫の肉球のニオイを「いいニオイ」と感じる飼い主さんは多いようです。一般的に、ニオイの快・不快の大部分は脳が判断していますから、愛猫への愛の強さゆえ、「いいニオイ」と感じる人が多いのかもしれませんね。
愛らしい猫の肉球には、さまざまな“ヒミツ”が隠されているようです。みなさんも愛猫の肉球をよく観察してみてはいかがでしょうか?
参考/「ねこのきもち」2018年3月号『大好きだから、ぜんぶ知りたいの♡ 猫の肉球All About』( 監修:川崎市環境影響評価審議会委員 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/えむら若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/えむら若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY 猫が好き
UP DATE