猫が好き
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猫は実はあんまり寝ていない?ほとんどの人が知らない「猫の生態4つ」
猫のイメージを問われたら、高い運動能力、マイペースな性格など、さまざまなことが浮かんでくるでしょう。
そのなかでも、今回は猫の生態に注目。特定のイメージがついている猫の生態ですが、実は意外な真実が隠されていたのです。
猫はほとんど熟睡しない
猫の語源は「寝る子」といわれるほど、猫はよく寝ているイメージがあります。
実際、一説によると猫の睡眠時間は15時間以上とも。しかしこの時間のほとんどは「うたた寝」の状態なのです。猫は警戒心が強いため、ぐっすり寝ている時間は多くても3時間半程度なのだとか。
猫なで声、は本当は野太い
猫なで声といえば、柔らかくて高めの声というイメージの方が多いでしょう。
しかし実際の猫なで声は、少々事情が異なるようです。というのも、猫界で猫なで声が使われるのは、異性へのアピールのシーン。この声は低く奥行きのある声で、とくに発情期にオスにアピールするメスの声は、オットセイが鳴いているような特徴的な声になります。
長距離走は弱い
動物界で長距離走をしたら、猫はおそらくビリになると考えられます。
俊敏で運動能力の高いイメージのある猫なので、意外に感じるかたもいるでしょうが、実はその猫の能力の高さは、短距離に限って発揮されるもの。
というのも、猫の特徴でもある爪の出し入れができる構造が、走りには不向きなのです。また、猫は集中力も続かない動物のため、長距離走をしても途中で飽きて完走すら難しい可能性も。
実はケンカ時に体が「大きい」ほど気が弱い
猫はケンカをする前に被毛を立たせて背中を高く上げ、口を大きく開けて相手を威嚇します。このとき体を大きく見せようとしている猫ほど、実は気が弱い猫なのだそう。
弱い猫は、自分が負けると分かっているため、相手とのケンカをどうにかして避けたいと考えています。そのため、「こんな大きな体の私とケンカしたくないよね? 怖いよね?」と相手を必死に威嚇するのです。
一見すると愛らしくさまざまな能力をもっていて、完璧な存在にも感じられる猫ですが、実は個性的でちょっと面白い一面も多々あります。猫のさまざまな側面を知ることは、ますます猫への愛を深めてくれることでしょう。
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『どうしてそうなった!? 不思議だけど愛おしい ざんねんな猫の生態』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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