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ネーミングセンスがすごい!猫飼いさんがSNSでよく使っている『猫しぐさの呼び方』

「へそ天」、「ごめん寝」……猫のポーズって、誰が最初に名付けたのかはわからないけど広まっている、ユニークな呼び方をされがちですよね。そんな猫飼いさん、猫好きさんによく知られている「ニャンポーズ」や、SNSで話題になったり『ねこのきもち』の読者が付けたりしたかわいい呼び方をご紹介。『ざんねんないきもの』シリーズで知られる哺乳類学者・今泉忠明先生の解説付きです!

まぶしい寝

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

前足で目元を隠して光を遮りながらZzz……

本来は前足をラクにして仰向けで寝たいのに、光がまぶしく感じるときは目元を前足で隠すことが。暗闇の中でも狩りができる猫の目は、わずかな光も感じやすく、目を閉じていてもさらに前足で覆うことがあります。

こんな呼び方も

●目隠し寝
●(両前足だと)エックス・バッテン

へそ天

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

お腹を天に向けてぐっすり安心♡

猫が急所であるお腹を見せて眠っているのは、完全に安心しきっているしるし。「野生でこのポーズで寝るのは天敵がいないライオンだけです。飼い猫も、敵がいないと感じているからこそ無防備な姿で寝られるのです」(今泉先生)。

こんな呼び方も

●ラッコ寝
●うらめしにゃー
●仰向け寝
●ごろん

アンモニャイト

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

くるっとまるまって暖をとりながら周囲のニオイをシャットアウト

丸くなっている姿がアンモナイトの化石に似ていることから、こう呼ばれるように。“へそ天”とは逆に体の熱を外に逃がさない体勢なので、少し肌寒い日に見られやすいでしょう。猫が自身のニオイを感じられ、安心感を得られる効果も。

こんな呼び方も

●まんまる寝
●猫まんじゅう

ごめん寝

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

うつぶせで地面に頭をつけて寝落ち⁉

「ごめんなさい」と頭を下げているみたい、とSNSなどで話題になり、こう呼ばれています。「“香箱座り”でうとうとしているうちに、頭が下がってぐっすり寝てしまったのでしょう」と今泉先生。首の後ろを伸ばしたいときや、まぶしいときにするという説も。

こんな呼び方も

●すまん寝
●土下座寝

香箱座り

前足を曲げて座ってリラックス

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」
香を入れる“香箱”に似ていることからこの呼び名に。両前足を折りたたんでいて急に立つことができない姿勢なので、リラックスしているときに見られます。筋肉も関節も柔らかい猫ならではの座り方です。

こんな呼び方も

●おまるちゃん
●ぞうさん座り

おじさん座り

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

後ろ足を開いて人のように座ると毛づくろいがしやすい

「お腹や股、足などを毛づくろいするとき、偶然この姿勢になったのでしょう。前かがみの姿勢がラクで、毛づくろいしやすいと気付いてよくするようになったのでは」と今泉先生。背中を壁や物にもたせかけて座る猫も。

こんな呼び方も

●スコ座り
●パンダ座り

スフィンクス座り

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

前足を伸ばして腰を下ろし、休みながら待機

いいことを期待して待っているニャンポーズ。「“正座”は長時間続けると疲れるので、腰を下ろして休みながら待つことにしたのでしょう」と今泉先生。両前足を前に出し、気になることがあればいつでも動き出しやすい体勢です。

こんな呼び方も

●ライオンさん

ツチノコ

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

足を体の下に入れあごは床に、脱力しながら周囲をチェック

「香箱座り」で起こしていた上体をラクにして、あごを床まで下ろした体勢。立ち上がりにくい体勢なので、リラックスして休んでいます。このまま眠ってしまうと「ごめん寝」になりますが、何かに興味をひかれてそちらに顔を向け、まるで「ツチノコ」のようなフォルムのポーズに。

ミーアキャット

写真/ねこのきもち2019年4月号「We Love ニャンポーズ」

周囲を見回したくて後ろ足だけでスクッ!

狩猟動物である猫は、高く遠くへ跳ぶために後ろ足の筋肉が発達しているので、短時間なら後ろ足だけで立つことができます。目線が上がって周囲を見渡しやすくなるので、気になる音がしたときなどにこのポーズを見せる猫も。足の短いマンチカンがよくします。

こんな呼び方も

●おこじょポーズ
人に例えられたり、ほかの動物に例えられたり、モノに例えられたり……。もちろん猫には「そんなつもりはない」のに、何かに見えてしまうから、思わず名付けたくなるのでしょうね。おもしろい猫のポーズを見つけたら、新しい「ニャンポーズ」名を生み出すチャンス! ぜひよく観察してみて。
参考/「ねこのきもち」2019年4月号『We Love ニャンポーズ』(監修:哺乳動物学者・日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハナマサ
※この記事で使用している画像は2019年4月号「We Love ニャンポーズ」に掲載しているものです。
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