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多頭飼育崩壊寸前で「これ以上は飼えない」と言われた子猫→新しい飼い主と出会い、幸せな日々を送る
せっかく生まれてきたのに、これから生きていけるかどうかわからない猫たちもいます。
Twitterユーザーの@mozuku_uniさんは、多頭飼育崩壊寸前の家で生まれたうにくん(現在生後約2カ月)とご縁があり、家族に迎えました。
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、うにくんとの出会いの経緯などについて、飼い主さんにお話を伺いました。
「これ以上は飼えない」と保健所に連れて行かれそうだった

先住猫・もずくくんと暮らしていた飼い主さんは、「もずくの遊び相手として弟がいればな」と、新しいコを家族に迎えることを考えていたそう。ちょうどその頃、飼い主さんはTwitterのある投稿で、うにくんたち兄弟の存在を知ったのです。
飼い主さん:
「うには、30匹以上の猫がいる多頭飼育崩壊寸前の家で、5兄弟として生まれました。生まれたばかりで目も開いていない状態でしたが、飼い主が『これ以上は飼えない』と、保健所に連れて行こうとしていたようです。その状況をTwitterで知った方が、情報を拡散してくれて。
私はその情報が気になり、ほかの里親希望者たちと一緒に、うにに会いに行くことにしたんです。実際に子猫たちに会ってみて、うにの頭のハートの模様に一目惚れして、うにをお迎えすることにしました」
周りの人たちに支えられながら、手探りの育児がスタート
生後約3週のうにくんを家族に迎えた飼い主さん。里親さんの1人が仕事の都合上、子猫をすぐにはお迎えできない事情があり、飼い主さんは最初の約2週間は2匹の子猫のお世話をすることに。こんなに小さな子猫のお世話をすることが初めてで、大変なことも多かったと当時を振り返ります。
飼い主さん:
「ミルクを2匹に6時間おきにあげたり、排泄も自力でできないため促してあげたりと、週6で仕事をしていたこともあり、寝不足な毎日が続いて肉体的にも精神的にもしんどい日々が続きました。
その後も離乳食をなかなか食べないなど、いろいろと大変なことは続きましたが、家族や友達がサポートしてくれたり、Twitterでつながった猫友さんに助けられながら育てることができました」
お迎えした頃は315gしかなかったけれど、生後約2カ月の今はカリカリのごはんが食べられるようになり、体重も770gまで増えたようです。
やんちゃなうにくんの成長を実感する日々
とにかくやんちゃで物怖じしない性格だといううにくん。初対面で先住猫のもずくくんに唸られても、まったく動じなかったのだとか。 大人しい性格のもずくくんとは逆のタイプで、「お兄ちゃんのものは全部自分のもの」というようなジャイアンっぷりを見せているのだそう(笑)
2匹を対面させたときは、体格差があることや相性の問題など不安なこともあったようですが、2匹はとてもいい関係性を築いているようです。
飼い主さん:
「もずくはすぐに弟のうににべったりになりました。 逆に私が少し寂しいくらいです(笑) うにももずくお兄ちゃんが大好きで、いつも後ろを付けて走ったり、しっぽで遊んだりしています。また、お互いグルーミングをしあったり一緒に遊んだり寝たりしています。
私にとっても、もずくにとっても、うにを迎えられたことは本当に幸せなことだなと感じる毎日です」
家に来たときはよちよち歩きだったうにくんは、今ではものすごいスピードでもずくくんを追いかけるようになったそう。ほかにも、ソファにひとりで登れるようになったり、もずくくんの後を追いかけてキャットタワーに登れるようになったり! 飼い主さんは、うにくんの成長スピードに毎日驚いているとも話していました。
2匹と出会えて本当によかった!
うにくんとの出会いから、約1カ月が経過します。飼い主さんは、2匹と過ごすなかでたくさんの幸せや癒しを感じているといいます。
飼い主さん:
「もちろん大変なこともたくさんありますが、2匹を見てると頬が緩んでしまいます。毎日が本当に楽しく、2匹は私にとっての原動力になりました。
買い物に行くと、気づけば猫コーナーでおやつを見てたりもします(笑) 朝起きたら添い寝していてくれたりと、幸せすぎるくらいです。もずくもうにも保護猫なのですが、本当に出会えてよかったと思っています」
飼い主さんやもずくくんの愛情をたくさん感じながら、今日も元気いっぱいに過ごしているうにくん。今後の成長もあたたかく見守っていきたいですね。
素敵な日常の様子は、ぜひTwitterやInstagramでもご覧ください!
写真提供・取材協力/@mozuku_uniさん
取材・文/雨宮カイ
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