猫が好き
UP DATE
猫の体は桜色! 猫の「ピンク」にまつわる4つの不思議Q&A
猫の体はモフモフの毛で覆われていますが、耳や鼻、肉球などにピンク色の部分がたくさんあります。
猫のピンク色は血液の色。しかし、一言でピンク色といっても濃淡や明暗など猫によって微妙に色合いが異なり、同じ猫でもそのときどきで色が変化します。
今回は、猫のピンクの謎をご紹介します。
Q. 皮膚の色がピンク色の猫がいるのはなぜ?
皮膚の色はメラニン色素の量と関係し、一般的にその量が少ないと皮膚の色がピンク色になります。人に飼われるようになってから、メラニン色素の少ない毛色が白い猫や、白い毛の割合が多い猫が多くなったことで、皮膚がピンク色の猫が多く存在するようになりました。
Q. ピンク色の鼻にブチがあると同じように肉球にもあるってホント?
ピンク色の鼻にブチがあれば、肉球にもブチがある猫は多いでしょう。
Q. 年齢とともにピンク色が変色することはあるの?
猫の皮膚も人の肌と同じように老化し、皮膚が硬化して厚くなるなど、見た目でピンク色の色合いが変わることがあります。
また、成長するにつれてホルモン分泌量変化することで、全く異なる色になることもあるでしょう。
Q. ピンク色が濃くなるときがありますが、どうして?
猫のピンク色の皮膚は、実際は色素がない白色で、血液の色が透けてピンク色に見えています。
ですから、血の巡りが激しくなるとピンク色が濃く見えます。血流は体温が上がると激しい流れになるので、猫が興奮したり、眠っているときに色が濃くなる傾向にあります。
猫のピンク色の素朴な謎がわかると、もっと愛猫を見たくなりますね! ちなみに、白っぽく変色していると病気が疑われるなど、猫のピンク色は健康のバロメータとしても機能しますのでふだんから観察してあげるといいですね。
参考/「ねこのきもち」2017年3月号『愛猫の"ピンク”はどんな色? 猫ってピンクがいっぱい♡』(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長 今泉忠明先生)
撮影/栗林 愛
※一部写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/浪坂 一
構成/ねこのきもちWeb編集室
UP DATE