猫と暮らす
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様子見は危険! 猫のおしっこが出ていないときに考えられる原因と、治療を急ぐ必要があるワケ
この記事では、猫のおしっこが出ない原因と危険性などについて、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
「猫のおしっこが出ていない」と判断する基準は?
「いつもの排泄時間におしっこの跡がトイレになく、猫がトイレに入ってもおしっこが出ていないときです。
猫のおしっこが出ないときに考えられる一番の原因は、膀胱炎や尿道閉塞でしょう。膀胱炎は細菌感染、尿石、ストレスなどにより、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気です。尿道閉塞は、尿中の結石などで尿道がふさがれて、尿を全く排泄できなくなる病気のことをいいます」
猫のおしっこが出ていないときは、様子を見ると危険なことも
「様子は見ないで、なるべく早く動物病院を受診しましょう。とくに…
- トイレで疲れて寝てしまっている
- 横たわっている
- ぐったりしている
- 吐いている
膀胱の尿がわずかなときに尿道閉塞が起きた場合には、膀胱に余裕がありますが、膀胱に尿がたくさんたまっている段階で尿道閉塞が起きた場合、様子を見ている時間が長いほど命が危なくなります。
尿道閉塞が起きたら、救急処置の必要があるので、おしっこが出ていないとき、出にくいときは受診を急ぎましょう。
膀胱の様子は、外から見ただけではわからないです。尿道閉塞は急に起きることもありますので、注意してください」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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