猫と暮らす
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猫のテンションが高いときのサイン 病気など注意が必要な場合の見分け方も
楽しんでテンションが上がるものもあれば、不調などが原因で興奮状態になることもあるそうです。今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します。
猫のテンションが上がっているときのサイン
「好奇心や狩りをする本能が強く刺激されたり、とても嬉しい気持ちになったタイミングでテンションが高くなることが多いですね」
「好奇心や狩りをする本能が刺激された場合には、鼻息が荒くなり、しきりに周辺のニオイをかいだり、興味深々な様子で近づてきたりします。
また、とても嬉しい気持ちになった際には、顎や体を相手に何度も擦りつけて自分のニオイをつけたり、舐めたり甘噛みしたりなどのしぐさが見られることもあります」
「いずれの場合にも、やや興奮気味になるため瞳孔が開き目が丸く見えがちになったり、急にぱっと走り出して高い所に飛び乗ってすぐに下りてくるなど、ウキウキしてじっとしていられないようなそぶりで落ち着きなく動きまわることもあります」
猫のテンションが高くなりすぎているときは、落ち着くのを待とう
「そうですね。遊びやグルーミングなど、飼い主さんとのコミュニケーションを通じて多少テンションが上がっているくらいであれば、特に問題はありません。
ただし、猫のテンションが過剰に高くなっているように見えるのであれば、それ以上の刺激はしないで一旦落ち着くのを待ちましょう」
体調不良の可能性も…? 単なる興奮ではない猫のしぐさ・行動
「下記のようなしぐさや行動が見られる場合は、注意が必要なことがあります。
- 数十分経っても落ち着かずに同じ行動をずっと繰り返す
- 名前を呼ぶなどの声かけに対しての反応が少ない(もしくはない)
- 食事や睡眠、休息を十分とらなくなる
- しっぽを細かく動かしたり何度も床に打ちつけたりなど、明らかにイライラしている
もしもこのような状況が何時間も続く際には、動物病院を早めに受診し相談しましょう」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
構成/ねこのきもちWeb編集室
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