心を閉ざしがちな猫には「安心ファースト」で接して
子猫時代を過酷な環境で過ごしていたり、災害にあった経験のある猫は、その心の傷から心を閉ざしてしまうことが多いようです。飼い主にすらなかなか姿を見せてくれない猫も多く、さながらその姿は「引きこもり系猫」といったところ。今回は、そんな人との触れ合いが苦手な猫ちゃんのトリセツをご紹介します。
次に当てはまる猫ちゃんは「引きこもり系猫」かも?
□遠くから人の様子をうかがっている
□飼い主がいない間に活動した形跡がある
□フードやおもちゃに対する反応が薄い
トリセツ1・むやみにかまわない
猫がそばに寄ってきてもそっと見守り、「この人の近くにいても怖いことは起こらない」ということを覚えてもらいます。ついつい嬉しくてかまいたくなってしまう気持ちは、ぐっとこらえて!
トリセツ2・猫グッズはまとめて置いてあげる
警戒心のせいで、活動範囲も狭い「引きこもり系猫」。トイレや食事場、ベッドなどの猫グッズはテリトリー内にひとまとめに置いてあげましょう。慣れてきたら、徐々にグッズを移動させて、行動範囲を広げてあげます。
トリセツ3・隠れられる場所を用意しておく
怖がりな性格の子が多いので、身をすっぽり隠せる場所を用意してあげると安心して過ごせます。とくに、人の出入りの多い場所に設置すると◎。
「引きこもり系猫」と積極的に接触しようとすると、ストレスを与えてしまうことも。まずは家の中が安心・安全な空間だということを伝えてあげられるといいですね。
出典/「ねこのきもち」2017年7月号『性格別 ねこの 取扱説明書』
文/須川奈津江
写真提供元/まいにちのねこのきもちアプリ投稿画像