愛猫が「食べ物以外のものを誤食してしまった」というケースは、子猫や飼い始めの猫に多く見られます。手術をして取り出せる場合もあれば、命に危険が及ぶことも……。
この記事では、「猫が一口でも食べると重篤な症状を引き起こすもの」を紹介します。次の5つは、取り扱いに注意を!
①α-リポ酸
α-リポ酸は、人のダイエット用サプリメント。1粒でも猫が口にすると肝不全になり、死に至る恐れも……。猫が好むニオイがするので、家に置かないでください。
②鎮痛剤・解熱剤
鎮痛剤や解熱剤など、人の薬によく含まれる「アセトアミノフェン」は、猫が口にすると赤血球を溶かします。たとえ1粒でも、命を落とすケースがあります。
③ユリ
猫にとって、ユリはもっとも危険な観葉植物! 花・葉・球根など全部が毒で、猫が口にすると腎不全になり、死に至ることもあるのです。
④ゴキブリ駆除剤
床に置かれたゴキブリ駆除剤でじゃれて遊ぶうちに、誤食するケースがあります。駆除剤によっては、猫にとって毒性が強い薬剤が使われており、命にかかわります。
⑤冷却剤
冷却剤の中には、「エチレングリコール」という中毒を起こす原料を使用したものがあります。それを猫が口にすると腎不全を引き起こし、死に至ることもあります。
以上の5つが、猫が食べると命にかかわる危険なものでした。家の中にあるものも多いので、保管の仕方には十分に気をつけてくださいね。
出典/「ねこのきもち」2016年6月号『子猫や飼い始めは要注意シリーズ③ \飼い主さんが肝を冷やしたエピソードも/ タイプ別誤食しやすい物はコレだ!』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。