猫と暮らす
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あなたの愛猫はどのタイプ?猫の「積極性」に合わせた接し方とは
猫が人と関わる際の積極性の度合いは、個体によって異なるもの。そのため、愛猫のタイプを見極めて、コミュニケーションをとってあげる必要があります。今回は愛猫のタイプの見極め方と、それに合った接し方について、動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
反応で愛猫のタイプを診断してみよう
愛猫と適切なコミュニケーションをとることは、よりスムーズに信頼関係を築くためにも必要なことです。そのためには、気分や行動を見極めるだけでなく、愛猫の「積極性」にも配慮が必要。たとえば控えめな猫にベタベタ触れてしまうと、逆効果なこともあります。
まず、次の質問で愛猫のタイプを見極めてみましょう。
Q1. 少し離れた場所から愛猫を呼んだときの反応は?
A. だいたいそばに来る
B. そばに来るときと、来ないときがある
C. めったにそばに来ない
Q2. 手からフードを与えたときの反応は?
A. すぐに食べる
B. 興味は示すが、食べようとしない
答えを掛け合わせて愛猫のタイプが分かる!
Q1とQ2のそれぞれの回答を、下記の表に当てはめてみてください。
あなたの愛猫は何タイプでしたか?
人との距離が近い「大胆タイプ」
Q1、Q2ともにAの行動をとった猫は、飼い主さんや家族への信頼感が強く、甘え上手な「大胆タイプ」です。
スキンシップやコミュニケーションを積極的にとりたがる傾向にあるので、そのお願いにできるだけ応えてあげるといいでしょう。愛猫の満足度が上がり、絆が強まるはずです。
気分次第で人との距離も変化する「駆け引きタイプ」
積極性と消極性が混在する「駆け引きタイプ」は、飼い主さんや家族とのコミュニケーションをゲーム感覚で楽しむ性格で、元来気分屋の猫にはもっとも多いタイプです。
気分がのっているときはいいですが、のり気でないときに接すると距離を置かれてしまうこともあります。愛猫の気分に合わせて接し方を変えてあげることで、絆を深めることができるでしょう。
距離は置きつつ気にはなっているかも?「控えめタイプ」
どちらの質問でも消極的な行動を示す場合は、飼い主さんや家族、環境に対して少し警戒気味な「控えめタイプ」。
しかし愛猫としても、距離は保ちつつ、コミュニケーションをとりたい気持ちはあるようです。
焦らず愛猫の気持ちに寄り添う接し方を意識し、少しずつ距離を縮めていくといいでしょう。
愛猫のタイプが分かると、さまざまなシーンで応用することができます。また、飼い主さんも「愛猫はこういうタイプだから」と納得して対応することができるでしょう。今回ご紹介した内容も参考に、愛猫との絆を深めていってくださいね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学生命環境学部講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2020年5月号『「そのとき」「その猫」に合った絆の強め方 猫とTimeコミュニケーションしてみませんか?』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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