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あっという間に容体が急変することも 症状が現れにくい猫の病気

猫の病気のなかには、進行するまで飼い主さんが気づきにくものもあります。飼い主さんからすると「突然、容体が悪くなった」と感じることもあるでしょう。猫が発症しやすい病気のなかで、症状が急にでてくるものをねこのきもち獣医師相談室の岡本先生に教えてもらいました。

症状が急にでてくる猫の病

寝転がる猫
infinityyy/gettyimages
猫が発症しやすい病気のなかで、症状が急にでてくるものは次の病気が挙げられます。

血栓症

血栓症(けっせんしょう)の多くは、心筋症(しんきんしょう)が原因です。この病気は純血種の猫に多い傾向があります。

肝臓病

肝臓病を発症する原因は様々ですが、沈黙の臓器と呼ばれるように、進行しないと症状が出にくい場合も。また、太っている猫は脂肪肝になりやすいため、注意が必要です。

尿路閉塞

尿路閉塞(にょうろへいそく)を発症する原因は、体質と食事といわれています。オス猫は、尿道閉塞を起こしやすい傾向があります。

健康診断の有効性

診察される猫
Jeng_Niamwhan/gettyimages
―――病気を早期発見するために健康診断が有効といわれていますが、症状に出ないうちから健診結果に病気の兆候は現れるのでしょうか?

岡本先生:
「健康診断は病気の発見にとても役立ちます。症状が出ていなくても心臓のエコーや、腹部のエコー検査、レントゲン、尿検査等で異常がみつかる場合もあるのです」

ふだんの生活でできること

ゴハンを食べる猫
kaorinne/gettyimages
―――定期的な健康診断以外で、病気を早期発見するために飼い主さんにできることはあるのでしょうか?

岡本先生:
「ふだんの生活で食事量や排泄の様子、体重等を定期的に記録しておくと、病気を早期に発見しやすくなるでしょう」
愛猫の容体が急変したと感じないためには、細かい変化にいち早く気付けることが大切なのかもしれません。猫も病気を患うことがある事実は変えられませんが、体調や様子の些細な変化に気付けるよう、ふだんから体調管理を徹底しておきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/小崎華
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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