猫と暮らす
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実はストレスを与えるかも? 猫との正しいスキンシップとは
猫が好む正しいスキンシップ方法
白山先生:
「猫の好みによっても差はありますが、多くの猫はあまり長時間触れられることを好みません。そのため、猫とのスキンシップは、猫が嫌がらない程度の短い時間で行うようにしましょう。
また、猫は自分で毛繕いできないあごの下や耳の後ろ、ほっぺたなどをなでられることを好む傾向にあるので、これらの部分を中心に、優しく毛の流れに沿うようになでてあげるといいでしょう。イメージとしては、母猫が子猫を優しく毛づくろいする感じです」
猫にストレスを与えてしまうスキンシップ方法とは
白山先生:
「前述したように、猫は長時間触られることが苦手です。どんな猫にも触られるのを許容できる時間があるので、それを超えて触り続けることは避けましょう。
また、触るタイミングも重要です。猫は食事中や睡眠中、トイレに行こうとしているときや毛づくろいしているときなど、集中しているときに邪魔されることを嫌います。
さらに、猫にとって急所であるお腹、ヒゲや足先などの敏感な部分は触られるのを嫌がる猫が多いので、そういった場所を触るのは避けてください」
スキンシップが苦手な猫への対処法
白山先生:
「スキンシップが苦手な猫には、飼い主さんから無理に触ろうとせず、猫が体を擦り寄せてきたり、膝に乗ってきたりしたときにだけ、さりげなく手の甲でタッチするように触るのがおすすめです。
ただし、猫が嫌がるようなサインを見せたときは、すぐに触れるのをやめてください」
スキンシップに慣れていない猫への慣し方
白山先生:
「まずは、スキンシップが気持ちの良いことだと、猫に感じてもらうことが大切です。基本的には飼い主さんは待ちの姿勢で、猫から近寄ってくるのを待ちます。
近寄ってきてくれるようになったら、最初は短い時間で、猫が喜ぶ場所をやさしくなでてあげてください。嫌がったり逃げ出したりする場合は、無理になで続けることはせず、次に近寄ってきてくれるまで、触るのは持ち越しましょう」
取材・文/宮下早希
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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