猫と暮らす
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猫があえて飼い主に隠れてする行動は? 2つの事例の理由と対策|獣医師解説
この記事では、猫があえて飼い主さんに隠れてする行動の事例について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
猫が飼い主さんに隠れてしがちな行動とは?
「たとえば、何かをこっそり盗んで食べたり、物を落とすなどの「イタズラ」や、トイレでの排泄は、隠れてする猫が多いかもしれません。
「イタズラ」は、過去に怒られた経験などから、なんとなく見つからないところでしたほうがいいと思っているのだと思います。
トイレでの排泄は、その瞬間はとても無防備になるので、猫は人目につかないところでしたがる傾向にあります。他者が近くにいると本能的に落ち着かない気分になり、そのトイレで排泄をしなくなってしまったり、粗相の原因になることもあります」
猫の「イタズラ」への対策は?
「盗み食いをやめさせることは、教えてしつけることはできないので、飼い主さんが対策をしてあげることが大切です。猫に食べられてはいけないものは、猫が開けられない蓋付きの物に収納するなどの工夫をしましょう。
物を落とす行為の対策の例としては、たとえばテレビなどはしっかりと固定したり、割れ物は高いところに置かないなど、工夫をしてみてください」
猫が落ち着いて排泄できるトイレの工夫は?
「落ち着ついて排泄できるように、なるべく人が通らない場所に猫トイレを設置してあげるとよいでしょう。また、排泄の様子を観察する場合は、離れてさりげなく見るように配慮してあげてくださいね」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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