猫と暮らす
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ワクチンがなく、発症すると死に至る可能性が高い「猫伝染性腹膜炎」とは
この記事では長く飼っている猫はもちろん、とくに子猫や飼い始めに気をつけたい感染症のうち、ワクチンがなく、発症すると死に至ることが多い「猫伝染性腹膜炎」について解説します。
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、突然食欲がなくなり高熱が出る病気
猫がもっているコロナウイルスは2種類あり、ほとんどは軽い腸炎を引き起こす「腸コロナウイルス」。しかし、毒性の強い「FIPウイルス」に変異した場合、猫伝染性腹膜炎を発症するのです。
いまのところワクチンがなく、発症するとほとんどが死に至ってしまう病気とされていますが、不明点が多いよう。
さらに、下記のように症状は2タイプに分かれます。
①ドライタイプ→目や肝臓に異常をきたす
②ウエットタイプ→お腹や胸に水がたまる
早めの対応で改善が見込めることも
たとえば、トイレをいつも清潔にしていたり、フードと水は新鮮なものを与えたり、暑すぎず寒すぎない室温に調整したり。
飼い主さんは、愛猫のためにこうしたことを心がけてみてくださいね!
出典/「ねこのきもち」2016年5月『子猫や飼い始めは要注意シリーズ② 防げる? 治せる? 付き合える? 意外と知らない ねこの5大感染症』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※写真と記事に関連性はありません。
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