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猫風邪ってどんな病気?原因や予防対策、治療方法を徹底解説!

猫風邪とは?

猫風邪とは、「猫カリシウイルス感染症」や「猫ウイルス性鼻気管炎症」ともいい、猫がカリシウイルスやヘルペスウイルス、クラミジアなどに感染することによっておこる感染症の一つです。人間の風邪のような症状が出ることが特徴的ですが、免疫力の低い子猫などが発症すると、最悪の場合死に至ることもある怖い病気ですので、「たかが風邪」と甘く見てはいけません。また、猫風邪は一度感染すると体内に病原体が残るため、再発しやすくなってしまうのも特徴の一つです。

猫風邪の主な症状

猫風邪は、人間の風邪と似たような症状が出ます。主な症状は以下の通りです。

・くしゃみ、鼻水、咳
・発熱
・口内炎、よだれが出る
・目やに、結膜炎、涙目

症状が悪化すると、鼻がつまってニオイがかげなくなってしまったり、口内炎の痛みで食欲が落ちて衰弱してしまったりすることも。また、症状が慢性化すると視力に後遺症が残ることもあるので、このような症状が出たらすぐに病院を受診しましょう。

猫風邪の引き起こす原因とは?

猫風邪は、原因となるウイルスに感染することで引き起こされます。ワクチンの未接種や、人間の風邪同様に免疫力や体力が低下することで、ウイルスに感染しやすくなります。猫の免疫力や体力が低下する主な原因は以下の通りです。

・夏バテ(食欲不振やエアコンによる冷え過ぎ)
・加齢(7歳を超えるとシニアと呼ばれる年齢になります)
・狭い環境での多頭飼いや不衛生な飼育環境などによるストレス

猫風邪の予防方法

猫風邪はワクチンによって予防できます。子猫の時から混合ワクチンを打ち、成猫になっても定期的にワクチンを接種させることが重要ですが、100%の確率で予防できるわけではないようです。しかし、ワクチンを接種することで、万が一感染した場合も症状を軽減できると言われています。

ワクチンの他にも、飼育環境を清潔に保つ、感染した猫とは接触させない、過度に室内を冷やさない、食欲が落ちたりと愛猫の様子がいつもと違うときは病院を受診するなど、日頃から注意することで猫風邪を予防できます。

猫風邪になったときの治療方法

猫風邪が疑われる場合は、まず病院を受診し、猫風邪の原因がどのウイルスによるものかを検査によって特定します。カリシウイルスよる場合はインターフェロン注射、ヘルペスウイルスやクラミジアの場合は抗生物質での投薬治療が基本です。猫風邪の症状のうち、結膜炎や鼻水が多いときは、点眼薬や点鼻薬を処方されることもあります。
ワクチンで事前に策を打つのはもちろんですが、生活環境の整備は飼い主さんの日々の役割でもありますので、つい怠らないよう意識するのが大切です。
出典/「ねこのきもち」16年5月号『ねこの5大感染症』・16年7月号『夏バテから引き起こす病気』
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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