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コミュニケーショントレーニングって知ってる?愛猫との絆を深めよう

コミュニケーショントレーニングって何?

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猫は狩猟本能が強い生き物で、野生時代には、多くの時間を狩猟に費やしていました。生き抜くために、「獲物をどうやって捕まえるか」を常に考えていたのです。しかし、飼い猫の場合には、その必要がありません。そこで、狩猟の代わりに「考えさせる場」を与えるのが、コミュニケーショントレーニング(以下、コミュトレ)です。猫にとって、考えることは楽しみの一環になりますし、コミュトレを通じて、愛猫との絆を深めることができるでしょう。

コミュトレの基本

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用意するもの

コミュトレを始めるのに必要なものは、クリッカーと大好きなおやつの2つだけ!クリッカーはペットショップで購入可能ですが、ノックタイプのボールペンや、舌の音でもOKです。おやつは、猫ちゃんが大好きなものを用意してあげることで、正解したときの喜びが増します。粒タイプのおやつがベターですが、それ以外の場合は、あらかじめ小さく切ってケースに入れておきましょう。

基本の動作

基本のやり方も簡単です。

1.「正解」の行動を決める
2. 正解した瞬間にカチッと音を出す
3. 猫が正解の行動をしたら、おやつを一粒あげる


正解したときにおやつをタイミングよくあげることは難しいので、カチッと音を出してからおやつをあげることを繰り返しましょう。すると、猫は「カチッと音がしたら、正解」と理解するようになります。正解行動については、次項にてご紹介します。

「おいで」を教えよう!

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「おいで」の練習は、猫をコミュトレに慣れさせるのに最適です。まずは「おいで」の練習を通じて、「カチっと音がしたら、おやつがもらえる!」ということを学習させましょう!まずは、以下の要領で行います。

1. 猫の鼻の近くに指を出す
2. 猫が指に鼻をつけたら、カチッと音を出す
3. おやつをあげる


慣れてきたら、猫から20cmほどのところで、鼻に向けて指を差し出します。猫が指に近づいてきたら、指先を自分の方へ動かします。猫が誘導されるようについてきたら、膝のあたりで指をストップ。猫が指に鼻をつけたところで、カチッと音を出し、おやつをあげます。

応用編「回って」

「おいで」の応用編として、「回って」もコミュトレに効果的です。

1. 鼻の前に指を出し、鼻をつけようとしたら、ゆっくりと空中で円を描く
2. 円を描くように一周回ったら、カチっと音を出して、おやつをあげる


もし「正解」できずにおやつがもらえないことが続くと、猫のモチベーションが下がってしまいます。一周できない時には、30度ほど回ったところで一旦、「正解」としてあげてください。そうして最終ゴールまでの動きを段階ごとに分けることで、「正解」しやすくなります。なお、同じ要領で「のって」「下りて」「入って」なども教えることができますよ!

気をつけること

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コミュトレをするときには、以下のことに気をつけるようにしましょう。

・猫の気分が乗っている時に行う(不機嫌なときはNG)
・1回あたり1分~2分で終わらせる
・猫の顔の前で音を出さない
・音を出したら必ず、おやつをあげる
猫にとって、「コミュトレは楽しいこと」だと認識させないといけませんので、猫のストレスになるような印象は与えないように気をつけましょう。また、音がしたのにおやつをもらえないと、猫は飼い主さんを信用できなくなってしまいます。より強固な信頼関係を築くためにも、約束は守ってあげてくださいね。猫ちゃんと楽しくコミュトレをして、今まで以上に仲良しになりましょう!
出典/「ねこのきもち」2016年10月号『コミュトレやってみよう』(監修:愛玩動物飼養管理士 坂崎清歌先生)
文/clochette417
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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