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飲む水の量が少ないと病気になるリスクも 猫にどんどん水を飲ませるための3つの工夫

猫はかつて半砂漠地帯で生活していた動物なので、飲水量が少なめです。しかし、極端に飲水量が少ないと腎臓に負担がかかり、泌尿器系の病気にかかるリスクが上がります。飼い主さんは、愛猫がちゃんと水を飲めているのか、日々気を配ってあげる必要があるのです。

そこで今回は「愛猫がなかなか水を飲んでくれない……」と悩んでいる飼い主さんのために、猫が水を飲みやすくなる方法について、獣医師の藤井仁美先生にお話を伺いました。

飲み水は複数用意しておこう

ラグドールのミーくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は気に入った場所でしか水を飲まないうえ、その「気に入った場所」は時間帯や場所によって異なります。そのため、猫が水を飲みたいと思ったときにすぐ飲めるよう、複数の飲み水を用意しておくのがおすすめです。

飲み水の数は、少なくとも猫の数+1つ。1匹で飼育している場合は2つ、3匹で飼育している場合は4つなどです。

いろいろな素材の器を用意してみよう

Mix(茶トラ)のたこくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
前項で「気に入った場所」でしか水を飲まないことがあるとご紹介しましたが、それと同じように、猫は「気に入った器」からしか水を飲まない場合もあります。器の素材によって、水のニオイや舌に当たったときの感触などが異なるため、こだわる猫が多いようです。

猫が自由に選べるよう、陶器やプラスチックなど、異なる素材の器に水を入れて複数箇所に置いておきましょう。

飲み方にこだわりがあるのなら、それを尊重してあげよう

Mix(ミケ)のつばきちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
好きな場所、好きな器でしか水を飲まないことから分かるように、猫は水の飲み方へのこだわりが強めです。猫自身が安心できるシチュエーションでしか飲みたがらないため、飼い主さんは猫のこだわりを尊重してあげる必要があります。

例えば、水道の蛇口から直接飲みたがったり、前足を水の器に突っ込んで飲みたがったりなど、飼い主さんが「そんな飲み方でいいの……?」と思ったとしても、それがその猫にとってはベストなやり方なのかも。大変かもしれませんが、協力してあげてくださいね。
猫にとって、とても大切な水分補給。しっかりと必要な量が摂取できるよう、常に気を配ってあげましょう。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2019年7月号『与え方や飲み方から水の種類まで 猫の飲み水ウソ・ホント』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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