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人の口内炎と違って自然に治りにくい猫の口内炎 放置NG!治療内容や予防法は

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人と同じように、猫も口内炎になります。しかし、人は放置しておいても治ることが多いですが、猫の場合はなかなか治りません。今回はそんな猫の口内炎の種類や治療の内容、予防するための方法について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきました。

猫の口内炎には2種類ある

茶トラ猫のふうちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の口内炎は、大きく分けて2種類に分けられます。
一つ目は「系統性口内炎」という、全身性疾患によってできる口内炎です。ウイルス性の感染症や腎臓病などが主な原因として考えられています。また、ビタミンなどの栄養不足や抗生物質による長期の治療、疲労、何らかの病気による免疫力の低下と細菌感染が複合して発症することも。
二つ目は「潰瘍性口内炎」です。潰瘍をともなう原因不明の慢性口内炎で、歯周病から歯肉炎、口内炎へと進行するケースが多いとされています。

人の口内炎と違い猫の口内炎は放置NG

ミヌエットのラテちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人の口内炎と違い、猫の口内炎はなかなか自然には治りません。そのため、異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。
系統性口内炎の場合、一般的には口内炎の原因となる病気の治療を優先。細菌感染が疑われる場合は、細菌を抑える抗生物質の投与などをします。
一方、潰瘍性口内炎で、口臭があり、歯石や歯垢が見られるときは、全身麻酔を使用して歯石や歯垢の除去をすることも。また、口の中の痛みが強く、歯を抜いたほうがよい場合は、抜歯をすることもあるようです。重度の状態では全抜歯と免疫抑制療法が必要になります。

猫の口内炎を予防するにはどうしたらいいの

マンチカンのモカちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の口内炎は、日ごろのケアで予防できることがあります。
歯垢や歯石が原因となることも多いため、こまめな歯磨きが大切です。ペット用歯ブラシとペーストを用意し、猫の口内環境を清潔に保ちましょう。
また、歯垢や歯石がつきにくいフードを選択するのもひとつの手。歯石がつきやすいとされているウェットフードから、ドライフードに変更してみるのもいいでしょう。
ほかにも、口内炎の原因となる病気の予防のために、ワクチンの接種や免疫力を高めるサプリメントなども効果的です。たかが口内炎とあなどらず、猫の口に気になる症状が出たら、すぐに動物病院を受診し、適切な対応をしてあげましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】治りにくい猫の口内炎 原因と治療法、予防法を紹介』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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