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最近は猫にも増えている「分離不安」 病気として対応が必要な見極めは

愛猫といつも一緒にいるのは幸せですが、その反面、最近は猫にも分離不安がみられることもあるようです。そこで今回は猫の分離不安と判断するためのポイントや対応が必要なラインについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話をうかがいました。

猫の分離不安ってなに?

ソファでのグルーミング中の猫
kaorinne/gettyimages
猫の分離不安とは、飼い主さんがそばにいないときに不安になることを指します。
社会性の高い犬とは違い、猫は分離不安になることは少ないと考えられていましたが、最近では飼い主さんと親密な関係性を築く猫も多く、分離不安になるケースがみられるようです。
飼い主さんの在宅時間が長く続いたあとに、急に不在がちになることが引き金になるケースもあります。

どんな行動をしたら分離不安を疑ったほうがいいの?

キャットタワーの上の猫
kaorinne/gettyimages
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話をうかがいましょう。

――具体的にどのような行動をとると分離不安のおそれがあるのでしょうか?

岡本先生:
「愛猫が飼い主さんの不在中にずっと鳴き続けたり、過剰なグルーミングが見られたりしたら、分離不安のおそれがあります。また、破壊行動や不適切な排泄といった行動があらわれることもあるでしょう」

――分離不安の行動の中でも、治療が必要な行動を見極めるにはどうしたらいいでしょうか?

岡本先生:
「猫や飼い主さんの生活への影響や、体調不良があった場合は治療が必要です。猫の異常行動に気がついたら、早めに獣医師に相談してください」

猫の分離不安の予防や改善のためにできることは?

うっとりする猫
rai/gettyimages
――猫の分離不安の予防や改善のために、飼い主さんにできることはありますか?

岡本先生:
「猫を分離不安にしないためには、なるべく環境を大きく変えないことが大切です。また、在宅時や帰宅時に過剰に構い過ぎないよう注意しましょう」

――ありがとうございました。
分離不安は、愛猫にとって大きなストレスとなってしまいます。それを防ぐためにも、愛猫とそれぞれが独立した信頼関係を築くことが大切。今回うかがった内容も参考に、愛猫が不安にならないためにも、日々の対応に気をつけていきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/「ねこのきもち」2021年3月号「ステイホームで分離不安に!? 春はバランスを崩しやすい 猫だって気をつけたいメンタルヘルス」
取材・文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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