「コロコロが手放せない」だけじゃない！　愛猫の「抜け毛」での困りごとを聞いた

愛猫の抜け毛は、飼い主さんの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか？

【調査】愛猫の抜け毛で、飼い主さん自身が何か困ったことがある？

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫飼いさんの体験談に関するアンケートvol.01』

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん161名に「愛猫の抜け毛で飼い主さん自身が何か困ったことがあるか」アンケート調査を行いました。すると、飼い主さんの約6割が該当する結果に。

【体験談】愛猫の抜け毛でどんなことに困ったの？

では実際に、愛猫の抜け毛によって飼い主さんたちはどのようなことに困ったのでしょうか。寄せられた体験談を紹介します。

コロコロが手放せない

「毛の抜けるのは季節の変わり目くらいだけかと思っていたけど、常に抜けていて気づくと毛だらけに。洋服につくのでコロコロが必須アイテムになったし、掃除機をかける回数が増えた」

「猫アレルギーがあるのでコロコロは手放せません」

「黒い服が好きですが、いつも毛がついてしまい目立つので大変。まぁ、コロコロあちこちに置いてるからいいんですけど」

「家で服をコロコロをして出掛けても、どこかしらに毛が付いてるので、小さいコロコロを持ち歩いてる」

「ベッドの上でプロレス三昧なので、毎晩寝る前のコロコロは欠かせませんwww」

「抜け毛が洋服に付いて困る。対処法は、抜け毛が付きにくい素材の洋服を選ぶ。そしてコロコロは必須」

服選びの工夫が必要

「色が濃い服で触れ合えない。かと言って白い服でも抜け毛が目立つ」

「やっぱり、色の濃い洋服が買えなくなった」

「黒系の服はどれも毛が目立つので、目立たないグレーやベージュ系の服が増えた気がします」

「白猫なので黒っぽい服に毛がついてしまい、目立つこと」

「洋服に毛がつく。ツルツルしたサテン系の洋服を買って対処した」

顔周りにも抜け毛が

「顔に毛が付くとなかなか取れない」

「毛が抜ける春くらいに多いのですが、目が変！って思ったら毛が入っていたり、掃除してたら鼻の中にも毛がたくさん入ってくる」

「いつも顔がモゾモゾする」

「朝、マスクの中にホヤホヤする毛が入るらしく、もぞもぞする。老眼で見えないので発見できない」

「汗をかいている時に抱っこの要求をされると困ります。要求に負けて抱っこすると顔中に毛がひっついて、痒くなります」

「起きてからは『なでて』の時間なので、なでまくってから手洗いしてコンタクトレンズを装着するのですが、顔にもついてるのを、たまに『痛っ』となったり、睫毛についていてこそばゆい感じがします。とりあえず手洗いをしっかりするようにしてます」

掃除機にも抜け毛の影響が

「掃除機のフィルターやローラーに毛が絡まり、掃除機を掃除するのにストレスがあり、新しい掃除機を購入した」

「自動掃除機のブラシに絡まって掃除ができなくなった。自動掃除機の種類を変えました」

愛猫の抜け毛で困ったことは、ほかにも！

「家の中だけでなく会社にまで毛がついてきて、猫アレルギーの人に迷惑をかけてしまった」

「玄関ドアの鍵のかかり具合が悪くみてもらったら、ネコの毛がたくさん詰まっていると言われた。玄関付近でブラッシングしていたので、それ以来、外に出てブラッシングしている」

「主人がズボンなどあまりコロコロしないので、他の洗濯物にまで毛がついた。仕方なく、洗濯物にコロコロしまくった」

「アレルギーで咳に悩まされ続けた。病院できちんと検査し、猫アレルギーを受け止めました。こまめな掃除、坑アレルギー薬で対処しています」

「クローゼットに入るのが好きで、気づくと服の裾が毛だらけに…。お気に入りだから、閉めるとずっと扉を開けてくれーとニャーニャー鳴くし、しまいには自分でどうにか開けようとガシガシ爪を立てて、こじ開けようとする。今のところ対処なし」

【獣医師解説】愛猫の抜け毛での困りごと　対策は？

愛猫の抜け毛にまつわる困りごとについて、飼い主さんからさまざまな体験談が寄せられました。

猫の中でも、「毛が抜けやすい」というコには何か傾向が見られるものなのでしょうか。また、猫の抜け毛対策としては、どのようなことが効果的なのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生：
「抜け毛が多い、少ないといった猫の傾向に関しては、たとえばベンガルやシンガプーラ、マンチカンなどは抜け毛が少ないといわれてます。一方、日本で多く飼育されている雑種猫は、比較的抜け毛が多い傾向にあります。

猫の抜け毛対策には、やはりこまめにブラッシングをすることが大切かと思います。なかにはブラッシングを嫌がるコもいると思いますが、そういうコには手にはめるタイプのラバーブラシで体をなでてあげましょう。

なお、猫アレルギーなど、猫の被毛の飛び散りに伴う飼い主様の健康上の困りごとがある際には、被毛の飛び散りを減らすために、愛猫を定期的にシャンプーしたり、やむをえず皮膚保護服を着せる状況もあるかと思います。

そういった対応をする際には、愛猫の被毛や皮膚の健康を損なわないような配慮が求められますので、動物病院でも相談してみてくださいね」

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫飼いさんの体験談に関するアンケートvol.01』
（監修：ねこのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文／柴田おまめ