猫との遊び方や、トイレを変更するときのポイントなど、正しいお世話の方法を知っておくと、日々の生活で効率的に猫のお世話を行うことができます。そこで今回は、猫写真家の石原さくらさんに、日々のお世話にまつわる問題を出していただきました。
Q.じゃらしおもちゃで遊ばせるとき、猫を満足させるために意識したいことは?
A.ギリギリで捕まえられないように動かす
B.数回に1回、必ずキャッチさせる
C.猫が息切れするほど激しく走らせる
正解は「B」!飽きないように獲物を捕まえさせよう
猫の遊びはハンティングを模したものです。目の前で獲物が捕まえられないと飽きてしまうため、5回に1回くらいはおもちゃをキャッチさせ、ハンターとしての満足感を味わわせてあげて。
Q.新しい猫を迎えたとき、先住猫と対面させる前にやりたいことは?
A.先住猫をケージに慣らす
B.2匹が一緒に休める猫ベッドを用意する
C.お互いのニオイの付いたタオルなどを交換する
正解は「C」!ニオイの交換で互いを受け入れやすくなる
新しい猫を迎えるときにしておきたいのは、ニオイの交換です。2匹のニオイを混ぜ合わせておくことで、互いの存在を受け入れやすくなるでしょう。
なお、対面は新しい猫をケージに入れたままからスタートさせて。
Q.猫に飲ませてはいけないのは、どんな水?
A.軟水
B.硬水のミネラルウォーター
C.アルカリイオン水
正解は「B」!ミネラルの多い硬水はNG
猫に与える水は、基本的に水道水でOK。ミネラル含有量が多い硬水を飲ませると、尿石症などの原因になってしまうおそれがあります。硬水のミネラルウォーターは猫に与えないようにしましょう。
Q.トイレ容器や砂のタイプを替えるとき、やったほうがいいことは?
A.一部、使用ずみのトイレ砂を使う
B.古いトイレはすぐに片付ける
C.猫の寝床の近くに移動させる
正解は「A」!ニオイで自分のトイレだと認識させて
清潔なトイレ環境は大切ですが、ある日突然、新しいトイレ容器や違うタイプの砂に替えてしまうと、不安を感じる猫も。ニオイで自分のトイレだと認識できるように、使用ずみのトイレ砂を一部残しておきましょう。
猫の習性や気持ちを知り、正しいお世話の方法を把握しておくことは、猫と暮らすうえでとても大切です。今回ご紹介した内容も参考に、愛猫との日々を充実させていってくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 愛玩動物飼養管理士1級 キャットグルーマー)
参考/「ねこのきもち」2022年5月号『スペシャリストが出題。知るほど愛猫を大切にできる! 「ねこ検」やってみよう!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。