あなたはいくつ知ってた？　ミケ猫＆サビ猫のトリビア3選♪

黒・オレンジ・白の3色が組み合わさった被毛を持つ猫を「ミケ猫」、黒・オレンジの2色の被毛を持つ猫を「サビ猫」と呼びます。どちらもかわいらしい配色の猫ですが、じつは共通の特徴や意外なトリビアがあるのをご存じですか？
そこで今回は、ミケ猫とサビ猫に関する3つの豆知識を、猫写真家の石原さくらさんに伺いました。

オスが生まれるのは、3万匹に1匹！？

ミケとサビの毛色を作る遺伝子は、毛色の他にも「メスしか生まれない」という珍しい特徴を持っています。しかし、絶対にメスしか生まれないわけではなく、数千～3万匹に1匹程度の割合でオスが生まれる場合も。ただ、オスの誕生は染色体の異常による結果なので、ミケとサビのオスは通常、生殖能力を持たずに生まれてきます。

ミケとサビの姉妹猫は少ない？

毛の配色が似ているため、ミケとサビの姉妹は多いだろうと考えるかたもいるかもしれませんが、じつはそうではりません。
ミケは、母猫と父猫ともに「白い毛の遺伝子」を持っていると生まれる確率が上がり、逆に持っていないとサビが生まれやすくなります。こういった理由から、同じ両親をもつ姉妹猫に、ミケとサビが混ざることはあまりないのです。

近年、純血種にもミケ柄とサビ柄が増えている？

国内では、ミケ猫もサビ猫もミックスのイメージが強いですよね。しかし近年、純血種の猫を飼育する家庭の増加に伴って、純血種にもミケ柄とサビ柄の猫も増えているようです。
純血種では、スコティッシュフォールドやエキゾチックショートヘア、ブリティッシュショートヘアやメインクーンなど、もともとさまざまな柄を持つ猫種に、ミケ柄とサビ柄が見られます。

基本的にオスが生まれなかったり、姉妹が少なかったり、ミケとサビには不思議な特徴が多いですね。愛猫の毛柄も、もしかしたらおもしろい特徴があるかもしれません。ご自身でも、ぜひ調べてみてくださいね！

お話を伺った先生／石原さくらさん（猫写真家猫研究家愛玩動物飼養管理士1級）
参考／「ねこのきもち」2022年3月号『柄にまつわる豆知識も 3/3は女のコの日キュン♡なミケ＆サビ猫、集まりました！』
文／東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY 猫と暮らす

2022/11/20 UP DATE