猫と暮らす
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「1匹だと寂しそう」は間違い? 猫の複数飼いで知っておくべきこと
猫は1匹でいることに寂しいと感じるの?
白山先生:
「もともと猫は単独行動を好む動物なので、最初から1匹で飼われている状況であれば、寂しさを感じることは少ないでしょう」
猫の複数飼いをする場合に知っておくべきこと
白山先生:
「猫を複数飼いする場合、自分がきちんとそれぞれの猫の管理ができるかを考える必要があります。
たとえば、食事やトイレ、ケージなどを猫それぞれに用意する必要がありますし、ワクチン接種やノミダニ予防、健康管理などについてもそれぞれ行う必要があります。そのため、飼育数が増えるごとに、必要となる費用も多くなることを忘れないようにしましょう。また、トイレを置くスペースや食事場所なども、猫の数だけ確保できるかどうかもチェックしましょう。
なお、猫同士の相性は一緒に暮らし始めてみないと分からない部分も多いため、万が一相性が合わない場合や問題行動が発生する場合に、どのように対応できるかを事前に検討しておく必要があります。仲良く生活できる場合にも、それぞれの猫のパーソナルスペースが必要になることも考えておきましょう」
実際に猫を複数飼いする際のポイント・注意点
白山先生:
「それぞれの性格や体質、健康状態などを同時に把握していく必要があるため、しっかりと猫たちを観察してあげる必要があるかと思います」
白山先生:
「先住猫にかかるストレスができるだけ少なくなるよう注意しましょう。顔合わせはあせらず、先住猫の様子を見ながら進めてあげてください。
顔合わせが成功してからも、先住猫を尊重することが大切です。先住猫が落ち着いて生活できてこそ、新入り猫とも仲良くできるようになります」
そのほかに押さえておくべきこと
白山先生:
「猫同士の相性は、基本的に個々の性格によるところが大きいですが、『成猫のオス同士』や『高齢猫と子猫』の組み合わせは、できれば避けたほうがよいでしょう。また、望まぬ妊娠を避けるため、それぞれに去勢手術や避妊手術をすることも大切です。
さらに、同時に複数頭飼い始める場合、後から新しい猫を迎える場合どちらであっても、動物病院やまわりの複数飼いしているかたなどに、事前に相談することをおすすめします」
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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