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猫の葬儀・供養はいくらかかる? 葬儀・供養の種類もご紹介

愛猫が亡くなったとき、飼い主さんがすぐに考えなければならないのが、葬儀や供養に関することです。しかし、愛猫を失った直後は深い悲しみの中にいるので、どのような形が望ましいのか、自分の気持ちを整理することすら難しいことも。葬儀や供養について事前にある程度知っておいたほうが、いざというときに安心です。
今回は、葬儀や供養の種類や、それぞれにかかる費用などを、全国ペット霊園協会に伺いました。

4種類の主なセレモニー方法

なでられる猫
krblokhin/gettyimages
ペットが亡くなったとき、日本では火葬をするのが一般的です。葬儀の方法は、大きく分けて4種類あります。

個別立ち会い葬

飼い主さんが立ち会い、1匹だけで火葬するのが「個別立ち会い葬」です。人の火葬と同じように、お見送りやお骨上げを行うことが可能で、お骨も返却してもらえます。費用は、3万5,000円前後です。

個別一任葬

愛猫の亡骸を葬祭業者に預けて、飼い主さんは立ち会わずに火葬をしてもらう方法です。お骨は返却してもらえるので、霊園が遠方にあったり、都合で立ち会いが難しかったりする飼い主さん向き。費用は3万円前後です。

自宅葬

火葬炉を備えた「移動火葬車」を自宅に呼び、家の近くで火葬をしてもらう方法です。ペット霊園に行くのが難しかったり、家族だけでゆっくりとお見送りをしたかったりする方に好まれます。費用は3万円~6万円程度が相場です。

合同葬

ペット葬祭業者に亡骸を預け、ほかのペットたちと一緒に火葬してもらう方法です。合同葬の場合、遺骨は返却されず、共同墓地などに納められます。葬祭のすべてを業者にお願いしたい方や、費用を抑えたい方向き。費用は2万円前後です。

お墓に入る「墓地埋葬」

眠る猫
bruev/gettyimages
続いては、供養の方法をご紹介します。
動物専用の墓地に埋葬するのが「墓地埋葬」です。自分のペットだけが入ることができる「個別墓地」と、ほかのペットと一緒に入る「共同墓地」があります。
費用は、個別墓地は25万円から、共同墓地は5,000円からが相場です。また、別途年間管理費がかかる墓地もあります。

骨壺を保管する「納骨堂保管」

首をかしげる猫
Photography by Adri/gettyimages
「納骨堂保管」は、骨壺を動物専門の納骨堂に保管する方法です。ロッカー式や棚式など、1匹ずつ分かれているスペースに骨壺を納め、お供え物をしたり写真を飾ったりすることができます。お墓に埋葬する前、一時的に利用する方も。
費用は、5万円からが相場です。

その他の供養方法

なでられている猫
Sergey Dementyev/gettyimages
骨壺をお墓や納骨堂に納めず、自宅で保管する「手元供養」という方法をとる方もいます。自宅で供養したのち、気持ちが落ち着いたら墓地や納骨堂に納めるケースもあるようです。
また、お庭など自宅の敷地内に遺骨を埋める「自宅埋葬」をする方も。ただ自宅で埋葬する場合は、引っ越しの際にトラブルにならないか、隣家への迷惑にならないかなど、埋葬後のことをしっかりと考えておく必要があります。
葬儀の方法も供養の方法も、人それぞれ。愛猫、そして飼い主さんご自身にとって、ベストな選択ができるといいですね。
取材協力/全国ペット霊園協会
参考/「ねこのきもち」2022年11月号『看取りやセレモニー、愛猫の最期に想いを込めて… 後悔せずに「今までありがとう」と言うためにできること』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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