猫と暮らす
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猫飼いなら守りたい3項目 一緒に暮らす猫の幸せのために大切なこととは
愛猫の定期的な健康診断
原先生:
「頻度としては、若い猫は1年に1度、シニアになってきたら半年に1度をひとつの目安としておくといいでしょう。
検査項目は血液検査が重要視されがちですが、それぞれの検査で評価できるポイントが変わるため、血液検査だけでは全ての異常を見つけられません。
そのため、1年に1度程度は血液検査に加えて、レントゲンやエコーなどの画像検査も一緒に行うのが理想です」
愛猫に異変があったら動物病院を受診
原先生:
「ここ最近での食事量や内容の変化、嘔吐や下痢の有無、飼育環境で変化していることはないかなど、いつもと違う出来事が起こっていないか確認し、獣医師に伝えるといいでしょう。また、消化器症状が出ているのであれば、ウンチを持っていくと診察に役立ちます。なるべく受診直前にしたものを持っていってください。異常が見られた際の動画なども非常に役に立つため、できるだけ動物の目線で、少し長めの時間撮っておくといいでしょう」
――ありがとうございました。
愛猫の食事管理
原先生:
「複数飼育の場合、それぞれの食事量が正確に測定、把握できていないということがよく起こってしまいます。食べる場所や時間帯をずらすなど、それぞれの猫の食事量を把握しやすい工夫をするといいでしょう」
――加齢に伴って、食事管理のうえで気を付けたほうがいいことはありますか?
原先生:
「基本的にそれまでのセオリーどおりで問題ありませんが、食べつきが落ちてきた、健診でいくつかの項目がひっかかった、などの変化は、加齢に伴ってそれぞれ出てくることもあるでしょう。ドライフードにこだわらずウエットフードをうまく取り入れる、療法食に切り替えるなど、ケースごとに合わせた食事管理をしていきましょう」
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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