猫と暮らす
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【調査】「うちの猫」と出会い「カラスに襲われていた」「大雨のなかひかれそうだった」小さな命を守った人たち
保護から購入まで愛猫との出会いはさまざま!
捨て猫・迷い猫を保護した飼い主さんに聞いた「出会ったときのエピソードは」
・「大雨の日、道路上でヨタヨタと歩いていた小さな子猫がいました。前の車の人が道の際に寄せていたので一度通りすぎましたが、どうしても気になり戻るとまた道路上に出てきていて、ひかれる危険があると思い保護。家につれて帰りドライヤーで乾かし温め、動物病院へ。150gしかなく先生にもダメかもしれないと言われ、数日は鳴くこともできないくらい衰弱しており無数の寄生虫とも戦いました。今では遊ぶの大好きな3.7kgのやんちゃ姫に育っています」
・「家の敷地内に野良猫が出産し、母猫は2匹置き去りにしていなくなってしまった。台風が来ていたので、2匹保護した」
・「うちの近所に突如現れた猫。飼われていて捨てられたのか人馴れしていました。ついてきて『家に入れてください』という感じだったので、家族会議の末、『うちのコ』に迎え入れました」
子猫を拾ったときはどうしたらいいの?
岡本先生:
「子猫のミルク給餌や排泄のお世話ができる状況なのか、賃貸であればペット可能の物件なのかなど、一時的にでも自宅で保護できるかどうか確認してください。
また、子猫が衰弱していたり、低体温・低栄養になっていたりすることも。ノミのチェックなども必要なため、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう」
子猫を飼えるか判断するときに考慮したい点は?
岡本先生:
「先述したように、まず子猫のお世話をできる状況か判断が必要です。生まれて1週間以内は3~4時間おき、その後生後1カ月くらいまでは4~5時間おきのミルク・排泄の介助が必要になります。
また、保護した猫の場合は猫カゼにかかっていることも多く、こまめな通院が必要になるケースも多いです。最初の健診・予防・治療・お世話グッズの購入など、もろもろ含めて1万~5万程度の費用がかかると予測されます。
そのほか、成長しても家具での爪とぎや、排泄の失敗などが起こる可能性があるという点や、健康でも、食事・予防薬・予防接種・猫砂などで年間10万以上は費用がかかるという点なども考慮して、判断することが大切です」
――子猫を飼えない場合はどうしたらいいでしょうか?
岡本先生:
「保護したものの諸事情により飼えないという場合は、受診した病院や地域の自治体、保護団体に相談してください」
――ありがとうございました。
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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