1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 居場所
  5. 猫が本能的に好む居場所作り 猫が本当に落ち着ける環境とは

猫と暮らす

UP DATE

猫が本能的に好む居場所作り 猫が本当に落ち着ける環境とは

猫は警戒心が強い動物。家のなかに安心できる場所があると居心地のよさを感じます。そして先祖から受け継いだ本能的な欲求もあるので、その欲求を満たせる場所も必要になるでしょう。猫が安心でき、本能を満たせる場所の特徴を、動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。

高い場所は安全だと知っていて気分がいい

爪とぎ器に寝そべるうにくん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
多くの動物が高い場所に来られないため、猫はそこにいれば狙われたり争ったりしなくてすみ、安全なことを知っています。もともと登ったりジャンプをしたりするのが得意な猫は、自然界でも木などの高い場所で休むことが多いのです。
また、猫は単独行動することから警戒心が強いため、高い場所から周囲を見渡して安全が確認できると、とっても気分よく感じるのだそう。

爪とぎ器は武器をとぐ場所だから重要

猫タワーの上のめるもくん(ラグドール)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、大切な武器である爪を、いつもとぎすましておきたいと思っています。そのため、思いっきり爪をとぐことができる爪とぎ器は、猫にとって重要な場所。
また、爪とぎにはマーキングの意味もあるので、自分のニオイがついた爪とぎ器を居場所のように感じ、寝床にすることも多いのだそうです。

紙の上は区切られたスペースのようで収まりがいい

チラシにのるココちゃん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は広い場所のなかに区切られたスペースがあると、そのなかに収まりたくなる習性があるそうです。紙の上にのるのも、区切られたスペースに収まっているつもりなのかもしれません。
ほかには、紙の感触や印刷のニオイが好きという場合も。飼い主さんが読んでいる新聞にのってくるのであれば、気を引きたくてやっている可能性があるでしょう。

飼い主さんは安心できる母親のような存在

なでられるくうちゃん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫にとって飼い主さんは大切な存在。ゴハンを用意し、遊んでくれて、トイレをきれいにして、なでてくれる、執事のようなものです。それと同時に、安心できる母猫のような存在でもあります。
より信頼を深めるためには、無理やりやしつこく何かをしようとせず、猫の気持ちに沿ったコミュニケーションを心がけましょう。
家のなかに、ここで紹介した4つのような場所があると猫も安心できます。愛猫の落ち着ける場所を増やす場合は、これらの特徴に合う場所を用意してあげましょう。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2022年7月号『「なぜ好きなの?」を専門家に聞いてみました たくさんあります ねこのLOVEなもの』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る