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【調査】猫の救急外来を利用したことがある飼い主の割合  緊急性の見分け方を専門家に聞いた

病院の診察時間外に愛猫の異変に気づいたら、どうしますか? 夜間に不調を感じたときの対応と、救急外来を受診すべき症状をねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えてもらいました。まずは、救急外来を受診したことがある飼い主さんの体験談からご覧ください。

救急外来を受診したことがある猫は約2割!

救急外来を受診したことはありますか?
※2023年5月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 237人)
動物病院の救急外の受診についてアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
2023年5月に「ねこのきもちアプリ」内で実施したアンケートによると、21%の猫に救急外来を受診した経験が。「ある」と回答した飼い主さんに、詳しいエピソードを教えてもらいました。

「病気」による容体の急変

  • 「夜中に、今までとは違う吐き方で何度も吐いた」

  • 「夜ゴハンを急に食べなくなり、ぐったりしたから」

  • 「夏に脱水症状になり、緊急外来を受診した。点滴をしてもらいました」

  • 「何度もトイレに入るがオシッコが出ないので、心配になり休日外来を受診しました。膀胱炎でした」

  • 「てんかん(の発作で)」

  • 「少し前に心筋症の診断を受けて肺水腫になっていたので、『呼吸が荒く、苦しそうな息づかいになった』ときに救急外来に連れて行きました」

  • 「右後ろ足を骨折してギプスの処置をしてもらったのですが、ズレて大鳴きし、夜間救急病院を受診した」

突発的な「事故」や「ケガ」

  • 「二階から落ちてしまった」

  • 「液体洗剤を舐めてしまって」

  • 「高い場所から落ちて腰を強打。後ろ足が全く動かなくなり、ひきずりながら移動していたので、すぐ緊急外来を受診しました」

  • 「目の前でオモチャを誤食したので慌てて受診しましたが、催吐措置で吐き出せず、結局ウンチで出てくるまで待ちました。出てきてホッとしました」

  • 「先住猫が、新入り猫に噛みついて怪我をさせたときに診てもらいました。ケガをした方の猫には抗生剤の注射と飲み薬を、噛みついた方の猫には精神安定剤を投与されました」

【獣医師取材】相談先はある? 夜間に不調を感じたとき

見上げる福くん(マンチカン)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――動物病院の診察時間外に愛猫が体調を崩したり、ケガをしたりした場合に、様子の見方や受診の目安を相談できる場所はありますか?

岡本先生:
「夜間救急病院や夜間も対応している動物病院があります。まずは電話で状況を伝えて、受診の指示を仰いでください」

――救急外来を受診する前に、先に電話で相談をした方がいいのですね。

【獣医師取材】見分け方は? 救急外来に行くべき症状

横たわるランちゃん(ラガマフィン)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――どのような状態であれば、急いで動物病院を受診するべきでしょうか。

岡本先生:
「意識が朦朧(もうろう)としている、安静にしているのに呼吸が早い、ふらついて立ち上がれない、痙攣が止まらない場合は緊急性が高いです」

――緊急性の高い症状が見られる場合には、迷わず動物病院へ相談しましょう。
心配な状況のときほど、慌てて冷静な判断ができないもの。いざというときに備えて、夜間に診察を行っている病院などを調べておくといいでしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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