猫と暮らす
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「もしかして猫たち、仲が悪い?」相性が良くないときに飼い主が対処すべきことは
もしかして相性が悪い?様子見の期間と対処法
白山先生:
「相性が悪いと感じたときの様子見期間は、猫同士の力関係や年齢・性格・相性の悪さの程度によって変わってきます。どちらかが激しく攻撃されている、怪我を負っている、または怪我をしてしまいそうといった様子があれば、すぐにでも対応してあげましょう。そうでない場合でも、それぞれの猫の様子をよく観察し、相手の存在にストレスを強く感じているようなら、早めに対策をとってあげたいですね」
――様子見期間中におすすめの対策などはありますか?
白山先生:
「猫がそれぞれ落ち着ける環境を整えてあげることが大切です。水飲み場や餌場を複数用意したり、トイレの数を多めに設置したりしておくと良いですね。可能であれば、猫が自由に行き来できる別の部屋を用意してあげると、各々が過ごしやすい場所を見つけやすいと思います。
少しでも猫同士の距離を近づけたいなら、相手の猫がいる空間でおやつを与えるなどして、お互いの存在を良いことと結びつけてあげるのもおすすめです。
また、生活の中でそのほかにストレスのかかる要因はないかなど、愛猫を観察してあげるようにしましょう」
仲良しは程遠そう……お互いのストレスを減らすには?
白山先生:
「できれば部屋をそれぞれに分けて、お互いのテリトリーをしっかりと確保してあげたいですね。部屋を分けるのが難しい場合は、少し離れた場所にそれぞれ固有の居場所を作ってあげるだけでもストレスは軽減されると思います。それぞれ専用のケージを設置するのもおすすめです。
猫によっては、半年〜1年以上かけてお互いを受け入れていく、というパターンもあります。それぞれの猫の健康管理をしっかりしながら、長い目で見守ってあげる必要もあるでしょう。」
愛猫同士がケンカ!止めるべき?
白山先生:
「基本的には、猫同士に任せていて大丈夫です。ただし、怪我をしそうなくらいヒートアップしているときなどは、わざと大きな音を出す・間にクッションを投げる・霧吹きで水をかけるなど、猫たちの注意を逸らすようにして仲裁してください。
ケンカ中はかなり興奮していることが多く、手を出して止めようとすると飼い主さんが怪我をしてしまうリスクがあるのでやめてくださいね」
文/清水ゆか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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