猫と暮らす
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【調査】猫を留守番させているときに「不安を感じる飼い主」は約7割! 不安軽減のための工夫を獣医師に聞いた
【調査】愛猫を留守番させて出かけたとき、「不安になってしまう」などといった気持ちになったことはある?
すると、今回の調査では飼い主さんの約7割が「ある」と回答する結果に。
【体験談】愛猫を留守番させて出かけているとき、どんな気持ちだった?
常に愛猫のことを考えてしまう
- 「落ち着かない……。常に頭の中には猫たちがいる」
- 「出かけて30分も経てばもう愛猫の話になってしまうし、今ごろ何をしてるかなぁと心配になってしまう」
- 「寒いかな、暑いかなと気になったり、寂しい思いをしてないかと心配になり、とにかく早く帰りたいと思う。何度もペットカメラを見てしまう」
- 「ペットカメラの動作検知がきたらすぐ確認したり、映ってないのに見たり、寝てるのかな? ゴハン食べたかな? ケンカしてないかな? と考えてしまいます」
- 「脱走防止対策も万全で心配ないとわかっていても、どうしてるかな……大丈夫かなーと何度も頭をよぎります」
- 「体調が悪そうな日は、心配で仕事が手につかないことがある」
外出中も、愛猫のことがずっと心配
- 「ちゃんとゴハンを食べたか、暑がったり寒がっていないか、寂しがっていないか心配になってしまい、用事を早く済ませて帰りたくなってしまう」
- 「きちんと食べて、トイレをしているか心配になります」
- 「帰るとだいたい寝ているけど、悪さしないかなと心配になる」
- 「出かけるとき、足にまとわりついて離れない。窓から、車が出るまでずっと見ている。1匹だけなので寂しいんじゃないかと、外出先でも落ち着かないです。帰ってきたときも、車の音がわかるのか、窓で待ってるのを見るとものすごく嬉しいです」
- 「出かける際に家中の安全チェック、愛猫の姿を確認、おやつを少量ずつ数カ所に置いて外出しますが、1匹で留守番させる不安はずーっとあります。友人とランチに向かう途中、我が家の方角に向かう消防車に不安を感じ、自宅に戻ったことがあります」
- 「仕事でお留守番させているとき、持病をもつ愛猫が心配で心配で、早く帰りたくなります。時計を気にしてしまうこともあります」
- 「想定外のトラブルで猫の身に何か問題が起こっていたらどうしようと心配になり、仕事中に留守番カメラを見てどこにいるか、無事かどうか確認してしまいます」
- 「1匹で遊ぶことが苦手なようなので、ストレス面で心配になります。また、自動給餌器での食事もきちんと食べられているか心配です(カメラはついていますが、機械にトラブルが起こっても外出先では何もしてあげられないので……)」
- 「ケージに入れては行くが、どうしているか気になるし心配になる」
ペットカメラで愛猫の様子はわかるけれど……
- 「長時間のときは見守りカメラで常に見てるので、出かけても楽しめません(笑)」
- 「ペットカメラで玄関のほうを向いているのを見て、『待ってる……』と思ったら、いてもたってもいられなくなってしまいました」
- 「ペットカメラで様子を見ているが、見るたびに会いたくなる。猫グッズや、猫ちゃんを見かけるたびに愛猫を思い出して帰りたくなる」
- 「カメラを設置していますが、死角にいるのか画面に映ってないと心配になります」
- 「リモートカメラで見ていて、おとなしくしているときはいいのだけれど、寂しそうに鳴いているのを見ると少しでも早く帰ってあげたくなる」
- 「長時間留守のときはペットカメラを起動させるのですが、私を探してる様子を見ると『早く帰ろう!』と買い物や食事も早めに済ませ、一目散に帰ります」
ほかにも、こんなエピソードが
- 「寂しくなるより、うちのコは食いしん坊なので、自動給餌器に手を突っ込んで1日分のゴハンを食べ尽くすので、ドキドキする」
- 「毎回、すぐに帰りたくなる。在宅の日が増え、飲み会に行かなくなった」
- 「自転車に乗って家に帰ると、その音でわかるのか、玄関の鍵を開ける前から『うにゃー』とドアを叩きながら声が聞こえてきます。その姿を見ると嬉しいより、留守番させた罪悪感で早く帰ってこようって気持ちになります」
- 「日常の食料品の買い物ですら早く帰らなきゃという気持ちになり焦ってしまうので、事故らないように気持ちを落ち着かせて運転に臨んでいます」
- 「仕事中など、早く帰宅して触れ合いたい! と思うことがしばしばありますよね。特に見守りカメラで様子を見たときは(笑)」
【獣医師解説】安心して愛猫を留守番させるために、飼い主ができることは
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
「一般的に、留守番中は多くの猫が寝たり外を見たりと、マイペースに過ごすことが多いと思います。ただ、『お腹が空いた』『トイレをキレイにしてほしい』『かまってほしい気持ちになった』というときには、飼い主さんの帰宅を待ち望んでいると思います。
また、甘えん坊で飼い主さんと一緒に行動するのが好きな猫も、『早く帰ってこないかな?』と飼い主さんの帰宅を待っているかと思います。
マイペースに過ごすことが多いとは言え、愛猫を家に置いて出かけることに不安を感じる人もいるでしょう。愛猫を留守番させる際に、次のような工夫をしてみることで、少しでも不安が軽減されるのではないでしょうか。
・長時間の留守番の場合は、猫がなるべく馴れている人に様子を見に来てもらう
・水飲み場を何箇所か設置する
・誤飲やイタズラによる怪我の危険性があるコの場合は、ケージを利用する
・室温を外出先でも確認できるように工夫する(ペットカメラのそばに温度計を置くなど)
・自動給餌器を利用する
・ペット柵などを利用して、危険な場所に立ち入れないようにする
・飼い主さんの在宅中も別々に過ごす時間を作る
・クレートなどの猫が安心できる狭くて隠れられる場所を設置しておく
ねこのきもちWEB MAGAZINE『愛猫を留守番させているときの飼い主さんの心境に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年12月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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