【調査】布団に入ってきたり、甘えん坊になったり？　肌寒くなってきた途端に見られた「猫の行動の変化」

普段から愛猫のことを見ている飼い主さんは、ちょっとした行動の変化にも気づけることがありますよね。たとえば、愛猫の行動の変化で季節を感じるということもあるのではないでしょうか。

【調査】肌寒くなってきた途端、愛猫が飼い主さんにくっついてきたり、一緒の布団に入ってきたりなどの「行動の変化」が見られた？

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEは、飼い主さん251名に「肌寒くなってきた途端、愛猫が飼い主さんにくっついてきたり、一緒の布団に入ってくるなどの『行動の変化』が見られたか」をアンケート調査してみることに。

すると、約8割の飼い主さんが「愛猫の行動に変化があった」と回答する結果になりました。

【体験談】肌寒くなってきた途端に、愛猫の行動にどんな変化が見られた？

では、肌寒くなってきて愛猫の行動にどんな変化があったのでしょうか。「愛猫の行動に変化があった」と回答した飼い主さんたちに、体験談を聞きました。

布団の中に入ってくるようになった

「夜中、冷えこんでくると、枕元で鳴いて布団の中に入れてくれと催促する」

「夏の間は布団の足元で伸びて寝ていた我が家の猫が、寒い季節は同じ枕を使って布団に入って寝るようになります。『冬だなぁ』と毎年季節を感じます（笑）」

「夜、私が寝室に行く準備をすると、ソワソワしだすようになりました。私が寝るときには枕元にやってきたので、『入る？』と布団を開けると、するっともぐり込み、私の腕枕で眠るようになりました」

「布団の上で寝ていたコが、毛布にした途端毎日入って寝るようになった。布団の真ん中で（笑）　それを見ていた生後10カ月の双子も真似して入ってきて、両脇に双子、胸の上に先住猫……季節外れの金縛り状態です」

「布団に入れろとちょいちょいしてくる」

「朝起きたら、布団の中で一緒に寝てる。夏に比べると朝長く寝るようになる」

膝の上に乗ってくることが増えた

「私が座るとすぐに膝に乗ってきます」

「あまり膝に乗らないコが乗ってくるようになりました」

「肌寒くなると、すぐ膝の上に乗って甘えてくるようになります」

「膝の上に乗る回数が増えた」

「元々くっついてくることが多いけれど、最近は膝に乗って丸くなってゴロゴロする時間が長く、多くなった」

「膝に毛布をかけて座っていたら、今までは膝上にまったく乗らなかったコが、丸まってじっとするようになった。なでているとそのまま寝てしまうこともある」

甘えん坊度が増すのか、くっついてくる

「毛布に入ってきたり、甘えん坊に拍車がかかります」

「服の中にもぞもぞと入ってきたり、肩に乗って首に巻きついてきたりしています」

「布団に入ってきたり、私にくっついてくる頻度が上がった」

普段は甘えてこないコが……

「普段は甘えたり寄り添ってくることがないのですが、寒くなってくると布団に入ってきて、隣で顔を並べて寝てくれるようになりました」

「人にくっつくのは苦手なようですが、寒くなってくるとモコモコした毛布などの上でヘソ天するようになります。あとは、暖房の風が当たるところで寝たり。長毛種なので、暖房の風が当たるのは暑くないのかなぁ……と思います」

「ツンデレの愛猫ですが、まずは毛布を出してあげたら速攻のフミフミねんね。エアコンの効いた特等席のベッドで私より先に就寝。最近は『寝るよ』と言うと、ベッドでナデナデされるのが日課です。寝場所と睡眠時間を削られっぱなしですが、可愛すぎて溺愛してます」

「いつもは抱っこを嫌がるコが、私がソファに座っているときにそーっと近づいて来て、そっと膝にくっ付いて座ってくれるようになります」

ほかにも、こんなエピソードが

「いつも寒くなってくると、ケージの上段のベッドで寝ている時間が長くなります。ここは日中、陽当たりが抜群です」

「ひんやり素材の寝床に入らなくなった。寝具やコタツの布団の裾から中に入って寝るようになった」

「ホットカーペットの上やこたつの中で寝るようになりました」

「暖房がついてないときは、私にくっついて暖を取ります。暖房をつけると、即ヒーターに引っつきます」

「3匹が猫団子になってくっついて寝ることが多くなったり、布団の中に入ってくるようになりました。また、夜お風呂の蓋の上に3匹で固まって寝ていることもあります」

「ブランケットを膝にかけて座っていると、中に潜り込んで足の間にピッタリ寄り添うように座って、暖をとっています」

【獣医師解説】肌寒い季節になってきた途端に、飼い主さんにくっついてくる猫の心理

肌寒い季節になってきた途端に、飼い主さんにくっついてくる猫がいるようです。こうした行動を見せる猫の心理について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

白山先生：
「猫はどちらかというと寒さに弱いので、肌寒くなってくると暖かく快適な場所を見つけて、そこで過ごすようになります。飼い主さんの温もりを感じられる場所や、暖かい布団の中など、好みの場所を見つけてそこでくつろいでいたいのでしょう。

普段から甘えん坊で、飼い主さんにくっついてくる猫はもちろんのこと、普段はあまりべったりしてこないタイプのコでも、寒い季節には暖かい場所が優先になり、飼い主さんにくっついてくることがあるでしょう」

愛猫が家の中で快適に、健康的に過ごせるために飼い主さんができる工夫は

白山先生：
「猫が体調を崩す原因のひとつが、寒暖差だといわれています。そのため、一定の室温を保つためにエアコンを使用し、室温が22℃前後にキープされるように設定するとよいでしょう。また、家の中で猫が自分で好きな温度の場所に自由に移動できるようにしておくことも大切です。

そのほか、トイレや水飲み場などが寒い場所にあると、猫が行きたがらずに我慢してしまうということも。トイレや水飲み場の設置場所にも気をつけてあげるようにしましょう」

（監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・白山さとこ先生）
ねこのきもちWEB MAGAZINE『肌寒くなってきた途端に見られる猫の行動の変化に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年12月時点の情報です。
取材・文／雨宮カイ