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ブラシ愛がすごい!ブラッシングが好きな猫の行動の理由|獣医師解説

しかしその様子は、「ブラシをかけられる」ではなく「ブラシにかかりにいく」というものでした。

すると、あごだけではなくおなかもブラッシングしてもらいたくなったちまきちゃんは、あおむけになって飼い主さんにアピールを始めました。

飼い主さんがこの様子を投稿すると、多くの人から反応が。1.6万人が「いいね」を押すほど話題になりました(2024年11月21日時点)。
飼い主さん:
「『うちのコもめちゃくちゃ好きです』と『ブラシは断固拒否します』という2種類の反応があって、両極端で面白かったです」
ちまきちゃんは、ブラッシングのどんなところを気に入っているのでしょうか。飼い主さんにお話を伺いました。
ちまきちゃんがブラッシングを好きな理由

飼い主さん:
「あまりにも気持ちよさそうにしているので、ブラッシングのやめどきがわからなくなります。ブラシを持っていると『早くやって!』と表情で催促されます。ブラシを近づけるだけで自ら擦り寄ってくるので、かわいいです」
ブラッシングが好きな理由については、心当たりがあるようで……
飼い主さん:
「単純に気持ちがいいから好きなのだと思います。とくに自分で毛繕いできない部位(あごや頭)が好きなので、重点的にやってあげています」
ブラッシングが好きすぎると猫はこうなります。 pic.twitter.com/mVKGzZGAJ7
— ちまき△ラグドール (@Chimaki_0927) November 2, 2024
【獣医師解説】自ら「ブラシにかかりにいく」猫の心理

――自ら「ブラシにかかりにいく」ちまきちゃんの行動には、どんな理由や猫の心理があると推察されますか?
山口先生:
「飼い主さんがブラッシングする場所や力の入れ具合などが、ちまきちゃんのツボを得ているのではないでしょうか。また、ブラッシングの際の飼い主さんとのコミュニケーションも好きなのかもしれませんね」
――ちまきちゃんのように、ブラッシングが好きな猫と接するときのポイントについて教えてください。
山口先生:
「ブラッシングしてほしい場所や力の入れ具合などを知っておくこと、されて嫌な場所を避けること、手短に済ませること、必要な場合は短時間・頻回を意識することが大切です。一般的には長時間のブラッシングは猫をイライラさせますので、そうなる前にやめることがポイントです」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/寺井さとこ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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