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猫が脱走したらどうすればいい? やるべきことや対策方法を専門家が解説!

愛猫を完全室内飼いにしていても、少しの油断でドアや窓の隙間から脱走してしまうことがあります。運よく見つけて連れ戻すことができればいいものの、二度と帰ってこなかったり、事故にあって命を落としてしまったりすることも……。

そこで今回は、愛猫が脱走してしまったときにやるべきことや効果的な脱走対策などについて、獣医師の重本仁先生と愛玩動物看護師のいしまるあきこ先生に伺いました。

愛猫が脱走したらやるべきこと

スコティッシュフォールドのわさびくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
自宅から愛猫が脱走してしまったら、まずは家の周辺を中心に捜索しましょう。その際、玄関や窓の付近にゴハンやおやつを置いておくと、ニオイなどにつられて戻ってくることがあります。

飼い主さんによる捜索と並行して、警察や保健所などに連絡し、迷い猫を探している旨を伝えましょう。「迷い猫捜索ポスター」を作成して近所に配り、目撃情報を集めるのもおすすめです。

また、愛猫がマイクロチップを装着していれば、保護されたときの確認がスムーズになります。

愛猫の脱走対策3選

サイベリアンのうにもちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

玄関や窓には内扉や柵を追加する

脱走は、飼い主さんが家を出入りするとき、来客のとき、宅配便などを受け取るとき、洗濯物を干しに庭やバルコニーに出るとき、換気をするときになどに起こります。
そのため、玄関には猫が脱走できないサイズの内扉を付けたり、窓に柵を取り付けたりすると安心です。

少し開けた窓には簡易ロックを設置する

春から夏にかけては、換気などのために窓を開けて網戸にする機会が多いもの。しかし、網戸だけだと猫が開けてしまうリスクがあるため、やや不安です。
部屋の空気を入れ替える際は、猫が通れない程度の幅(小柄な猫で3cm程度)だけ窓を開けて、それ以上は開かないよう、ホームセンターなどで購入できる簡易ロックを設置するといいでしょう。

ドアノブにひと工夫する

ドアノブがレバータイプだと、猫が前足をかけて開けてしまうことがあります。玄関など、猫が出入りをしてほしくない場所のドアには、チャイルドロックを付けるといいでしょう。
また、握り玉タイプのドアノブは「握ってひねる」動作が必要なので、猫は開けることができません。そのため、思い切って握り玉タイプドアノブに替えてしまうのもひとつの方法です。
猫の脱走は、飼い主さんの工夫や心がけで防ぐことができます。愛猫を守るためにも、日頃から脱走対策は万全にしておきましょう。
お話を伺った先生/重本仁先生(王子ペットクリニック院長)、いしまるあきこ先生(一級建築士 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2025年5月号『まずは知ることがリスクや被害を減らす第一歩 図解 猫のいのちの守り方』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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