猫と暮らす
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猫の熱中症を防ぐには?覚えておくべきNG行動を獣医師が解説!
熱中症に気をつけるべきなのは、人だけではありません。愛猫が熱中症にかからないように、前もって知識を身につけておきましょう。
今回は、猫の熱中症を招くNG行動について、聖母坂どうぶつ病院副院長の田草川佳実先生に教えていただきました。
夏の室温管理のNG行動
「愛猫が自宅で留守番する際、エアコンをタイマーで切れる設定にして出かける」「エアコンをつけず、扇風機だけつける」といった行動は避けましょう。
愛猫を自宅で留守番させる場合は終日エアコンをつけて、28~29℃に設定しておくことが大切です。もしも猫が寒いと感じたときに避難できるよう、囲まれた形の猫ハウスなど、暖かい場所も用意しておくとよいでしょう。
夏の外出・移動時のNG行動
結果的にキャリーケース内に熱がこもってしまい、猫が熱中症になるおそれがあります。
移動手段にかかわらず、キャリーケースは通気性のよいものを使用し、通気窓が開閉式の場合は窓を開けて通気性を確保しましょう。また徒歩や自転車の場合は、気温が高い10~16時の外出を避け、できれば夕方以降に外出することも大切です。
夏の運動・遊びのNG行動
飼い主さんが我慢できる程度の暑さだと、エアコンをつけないこともあるかもしれませんが、そのような環境下で猫が激しい運動をすると、高体温の状態になり熱中症を引き起こすおそれがあります。
猫が過ごす部屋は高温にならないよう配慮し、エアコンが効いた涼しい場所で運動させるようにしましょう。また、運動後に水分補給ができるように、複数カ所に新鮮な水を用意することも忘れないでください。
参考/「ねこのきもち」2024年8月号『飼い主さんのうっかりが、命にかかわることも 猫の熱中症を招く夏のNG行動』
文/岩井まどか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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