猫と暮らす
UP DATE
寒暖差で体調を崩す猫も… 猫が人より寒さに敏感な理由を獣医師がわかりやすく解説
寒暖差が大きくなる秋は、なぜ体調を崩しやすくなるのでしょうか？ 人も不調を感じやすい季節ですが、人と猫の感じ方には違いがあり、とくに猫は体にかかる負担が大きくなるといわれています。
そこで今回は、猫が秋に不調を起こしやすい理由について、獣医師の小林清佳先生にお話を伺いました。
そこで今回は、猫が秋に不調を起こしやすい理由について、獣医師の小林清佳先生にお話を伺いました。
猫は人よりも早く寒さを感じる
暑さが落ち着く秋の気候は、人にとっては「ようやく過ごしやすくなった」と感じられるもの。気温が下がる朝晩の時間帯も、人は衣服を1枚羽織ることで自ら調節できます。
しかし、猫は人よりも寒さに弱いため、この季節から寒さを感じています。衣服で調節することもできないので、朝晩の気温が下がる時間帯に体が冷え、体調を崩すことが少なくないようです。
しかし、猫は人よりも寒さに弱いため、この季節から寒さを感じています。衣服で調節することもできないので、朝晩の気温が下がる時間帯に体が冷え、体調を崩すことが少なくないようです。
気温の変化に体の調節機能が追いつかない
1日の寒暖差が大きいと、体温調節をする自律神経（交感神経と副交感神経）に負担がかかります。
寒いときは交感神経が、暑いときは副交感神経が優位に働きますが、頻繁な切り替えが必要になるため、体の調節機能がついていけず乱れてしまうことも。その影響でホルモンバランスが崩れたり、免疫力が低下したりして体調を崩しやすくなるのです。
寒いときは交感神経が、暑いときは副交感神経が優位に働きますが、頻繁な切り替えが必要になるため、体の調節機能がついていけず乱れてしまうことも。その影響でホルモンバランスが崩れたり、免疫力が低下したりして体調を崩しやすくなるのです。
気圧の変化も体に影響する
秋は気圧配置が大きく変化する時期。そのため、天候が不安定になり、気温も数日ごとに上がり下がりします。
こうした気圧の変化が頭痛やめまい、耳鳴りなどを引き起こすことは人でもよく知られていますが、こうした気象病は猫にも。猫にどのような自覚症状があるかを知ることはできませんが、気圧の変化による何らかの不調から、元気や食欲がなくなることもあるといわれています。
こうした気圧の変化が頭痛やめまい、耳鳴りなどを引き起こすことは人でもよく知られていますが、こうした気象病は猫にも。猫にどのような自覚症状があるかを知ることはできませんが、気圧の変化による何らかの不調から、元気や食欲がなくなることもあるといわれています。
季節の変わり目に感じる寒暖差は不調をきたす引き金になることも。人には過ごしやすく感じられる季節でも、「猫にとっては寒いかも」という意識をもって早めに対策することが大切でしょう。
お話を伺った先生／小林清佳先生（モノカどうぶつ病院院長）
参考／「ねこのきもち」2023年11月号『体調を崩しやすい季節です 秋の猫と寒暖差』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
参考／「ねこのきもち」2023年11月号『体調を崩しやすい季節です 秋の猫と寒暖差』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY 猫と暮らす
UP DATE
