猫はトイレの汚れにとても敏感。愛猫にとって快適なトイレ環境を保つためには、日々の排泄物の処理にくわえて、トイレ容器の定期的な丸洗いも必要です。
今回は、猫トイレの「本気洗い」の手順を、ノーマルトイレ・システムトイレ別に、ペットライフコンサルタントの薬師寺康子先生に教えていただきました。
用意するもの
用意するものは、ノーマルトイレ・システムトイレ共通です。あらかじめ確認しておきましょう。
・中性洗剤
無香料など香りが弱いもの。ペット用と書かれているものが安心です。
・やわらかい素材のスポンジ
メラミンスポンジなどは猫トイレが傷つきやすく、雑菌の繁殖の原因になるのでNG。
・除菌用のスプレーやシート
除菌効果のある次亜塩素酸水やペット用の除菌シートが安心です。
・クエン酸
猫のオシッコのニオイの抑制、除菌効果も。粉末のほか液体タイプでもOK。
・ゴム手袋
排泄物やその汚れを扱うので必ず着用して。洗剤による肌荒れ防止にも。
・バケツ
トイレに水をためるほか、中で細かいパーツを洗うのにも使えるので、大きめのものを。
・大きめのゴミ袋
トイレ砂を捨てる袋。トイレ容器がすっぽり大きさがおすすめ。
・タオル
水気を拭き取る用。何度か使ったもののほうが水を吸収しやすいです。
洗剤や除菌アイテムは猫にやさしいものを
一番安全なのは「ペット用」と記載があるもの。強い香りが残るとトイレに行くのを嫌がる場合があるので、無香料のものがベターです。除菌の際には、猫が万一なめてしまうと危険なアルコール類の使用は避けましょう。
ノーマルトイレの洗い方
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
まずは、ノーマルトイレの洗い方をご紹介。パーツは少なめですが、細かいところまで丁寧に洗いましょう。
(1) 汚れをふやかす
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
ゴミ袋にトイレ砂をすべて捨てます。細かい砂が飛び散ることがあるので、ゆっくり行うのがポイント。空になったトイレ容器に水をため、5〜10分ほど放置して固まった汚れをふやかしましょう。
(2) 容器をやさしくこする
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
水を捨て、中性洗剤をつけたスポンジでやさしくこすります。汚れのこびりつきやすい内側の角のほか、外側にもオシッコなどが飛び散ってついていることがあるので、しっかり洗いましょう。
(3) つけ置き洗い
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
洗剤をよく洗い流したら、猫トイレに水をためます。入れた水の量に対してクエン酸を、パッケージに記載されている分量だけ入れて混ぜ、10分ほどつけ置きして。汚れやニオイが気になる場合は30分ほどつけてもOKです。
(4) 天日干しで乾燥させる
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
クエン酸が残らないよう、水でよく洗い流しましょう。タオルで軽く水気を拭き取ったら、天日干しします。殺菌するには日の当たる場所がおすすめですが、容器の変形のリスクがある夏などは、室内がベターな場合も。
(5) 全体を除菌
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
仕上げに除菌シートなどを使って、トイレ容器とスコップを除菌しましょう。次亜塩素酸水をスプレーで吹きかけるのも効果的。内側も外側も忘れずに除菌しましょう。最後に軽く乾かしたら、丸洗い完了!
システムトイレの洗い方
参考・画像/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
続いてはシステムトイレの洗い方です。パーツが多いので、すべてをしっかりとキレイにしてください。
(1) トイレ砂とペットシートを捨てる
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
トイレ砂とペットシーツをそれぞれゴミ袋に捨てます。トイレ砂はこぼれないように、大きな袋にゆっくりと入れて。
(2) スポンジで洗う
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
本体とカバー、トレー、スノコの部分をそれぞれ取り外します。スコップも含め全体をよく水にぬらし、中性洗剤をつけたスポンジでやさしくこすりましょう。とくに排泄物の汚れがつきやすいスノコは入念に洗って。スノコに汚れが挟まっている場合は、割りばしや歯ブラシを使うと取りやすいですよ。
(3) つけ置き洗い
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
クエン酸や洗剤を溶かした水で10分〜30分程度、つけ置き洗いをします。穴の部分に汚れがたまりやすいスノコには、とくに有効です。
(4) 天日干しで乾燥させる
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
すべてのパーツを流水でよく洗い流し、タオルで水気を拭き乾燥させます。殺菌するには天日干しがいいですが、容器の変形のリスクがある夏などは室内干しが適している場合も。立てかければ水が垂れ落ちるので乾きやすいですよ。
(5) 全体を除菌
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
最後は各パーツの除菌、溝になっている部分やスコップなど、細かいところには除菌シートが便利です。猫が液をなめてしまわないよう、軽く乾かしたら丸洗い完了。新しいトイレ砂とペットシートをセットしてください。
猫トイレが清潔でないと猫が排泄を我慢してしまい、膀胱炎などの病気につながることも。愛猫の健康のためにも、月に一度は猫トイレの丸洗いを習慣づけるようにしましょう。
※今回は猫トイレの基本的な洗い方をご紹介しましたが、メーカーによって推奨する洗い方は異なる場合があります。注意事項などを確認したうえで、製品に合った方法・頻度で洗いましょう。
お話を伺った先生/薬師寺康子先生(ペットライフコンサルタント 「ねこままホテル」オーナー)
参考・写真/「ねこのきもち」2025年12月号『ノーマルもシステムも徹底的にキレイに!猫トイレの本気洗い』
文/柏田ゆき