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犬にはうまくできないけど猫のポーズ 猫の体の柔らかさの秘密を専門家に聞いた

愛猫が「そのポーズどうなっているの?!」なんて驚きのポーズでいたことはありませんか?見ていると痛くないのかと心配になることもあるかと思いますが、じつは“猫”だからこそできるポーズもあるようです。今回は猫の体のやわらかさの秘密を、猫研究家の石原さくらさんに教えていただきました。

猫の体がやわらかい秘密

黒白のアゴミちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫が体をくねくねしたり、おなかに頭がつきそうな体勢になったりと「そのポーズどうなっているの?!」なんて不思議なポーズをしていたことはありませんか?
猫は体がとてもやわらかい動物で、毛や皮膚は触ってもわかりますが、やわらかさの秘密は骨や靭帯、筋肉にもあるのです。

猫の体は人よりも骨が多く、その分関節も多いため、人よりもしなやかな動きをすることができます。そして、骨同士をつなぐ靭帯と、その働きを補う筋肉がほかの動物よりもやわらかいため、猫は体を思いきり伸ばすことができるのです。

人には無理なポーズでも痛くない!

ブリティッシュショートヘアのききちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述したとおり、猫は体の構造上、人よりもやわらかいため、人にとってはつらい体勢でも猫は痛くありません。
もし、つらいと感じたときは、すぐに体勢を変えるはずなので、愛猫が変なポーズで長時間いても、不安がる必要はないでしょう。

バンザイができるのは骨格に秘密あり!

黒白のプレストンくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
へそ天からさらに前足を上に大きく開く「バンザイのポーズ」は、心を許した飼い主さんに見せるポーズ。
猫は鎖骨が小さく、肩の関節とつながっていないため、前足の可動域が広く、バンザイのポーズをすることができます。これは、犬にはうまくできない猫ならではのポーズなのです。

狭いところが大好き!

キジトラのおいもくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は昔、敵から逃れるためや獲物に見つからないために、小さな洞穴などに身を隠して暮らしていました。その名残から現代の猫も、狭いところや、四方が囲まれた場所を好みます。狭いところに収まることができるのも、体がやわらかいからこそなのです。

触り心地はメスのほうがやわらかい?!

スコティッシュフォールドのつばきちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
伸びたり小さく丸まったりなど、動きの柔軟性はオスメス関係ありませんが、触り心地に関しては性差があります。
筋肉が少なく、骨格が華奢なことから、触り心地はメスのほうがやわらかい傾向にあるようです。
ぜひ愛猫のやわらかくてかわいいポーズを堪能してみてください!
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家)
参考/「ねこのきもち」2023年8月号『軟らか~いのには理由があるんです。 THE“にゃん体”動物・猫』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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