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どうせなら愛猫の健康のためになるスキンシップを 「猫マッサージ」のやり方を専門家に聞いた

季節の変わり目は、ホルモンバランスが崩れたり自律神経が乱れたりして、猫が体調不良を起こしやすくなります。特に、急に寒くなる時季は注意が必要です。

そこで今回は、寒暖差による体調不良に負けないよう、おうちでできる「猫の不調を予防・緩和するマッサージ」を、アニマル・ケアサロンFLORA院長の中桐由貴先生に伺いました。

覚えておこう!猫のマッサージの基本とは?

Mix(グレー)のちょこちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まずは、猫のマッサージの基本事項を覚えておきましょう。

猫のマッサージの基本

  • 猫へのマッサージは、猫がリラックスしているときに行うのが鉄則。眠っているときや食後すぐはNGです。

  • マッサージをするときは、まず顔や体など猫が喜ぶ部位をやさしくなでて、ウォーミングアップを行いましょう。

  • マッサージは、1つの動作につき10回程度繰り返すのが目安です。猫が慣れてきたら、1動作につき20~30回まで延長してもかまいません。

  • 強く押したりつまんだりするのはNG。「少し物足りないかな」と思う程度の弱い力で十分です。

猫の胃腸炎対策マッサージ

Mix(黒×白)のアマジロちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
自律神経の乱れなどが原因で起こりやすくなる胃腸炎。おなかにあるツボをやさしく刺激して、ケアをしてあげましょう。

方法1:猫が伏せた状態のとき、体の下に手を入れて下腹部をさする

猫のおへそ周辺には、胃腸の働きを正常にするツボがあるため、手のひら全体でやさしくさすることで下痢や便秘の解消が期待できます。抱っこができる場合は、おなかを上にして手のひらで円を描くようにさすってもいいでしょう。

方法2:首からお尻に向かい、背中に沿って3本の指を滑らせる

背骨沿いには、生命エネルギーが流れる道である「経路」があります。中指が背骨の上にくるように人差し指・中指・薬指を置き、背骨に沿って滑らせるように刺激しましょう。消化機能の促進や、免疫力アップが期待できます。

猫の膀胱炎対策マッサージ

Mix(キジトラ)のねこまるくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
膀胱炎は、寒暖差によるストレスが引き金となって発症することがあるため、腰にあるツボを刺激して予防しましょう。

方法:左右の骨盤の間を、指で軽くつまむ

しっぽの上、左右の骨盤の間あたりには、尿路の健康を維持するツボがあります。小指を除いた4本の指でその部分を軽くつまみ、刺激してみましょう。

猫カゼ対策マッサージ

マンチカンのつむぎちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
首の左右にあるツボを刺激すると免疫力アップにつながり、秋に再発しやすい猫カゼ症状の予防と緩和が望めます。

方法:首の両脇を親指で押し、推しながら肩の中央までずらす

首の両脇には、猫カゼの症状緩和や予防に効果が期待できるツボがあります。
まず、首の両脇に左右の親指を軽く当てて、やさしく押してあげましょう。そのあと、親指で押しながら肩の中央までゆっくりとずらしながら刺激してください。
愛猫とのスキンシップをかねて、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/中桐由貴先生(アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事)
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『体調を崩しやすい季節です 秋の猫と寒暖差 マッサージによるケアも紹介!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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