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複数飼いに向いている猫・向いていない猫の共通点 それぞれが幸せに暮らすために飼い主ができること

猫を飼っていると「もう1匹お迎えしようかな」と考える飼い主さんもいるでしょう。ただ、猫のタイプによっては複数飼いに向いていない場合もあるため、注意が必要です。

そこで今回はねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に、複数飼いに向いている猫や不向きな猫の特徴と、性別の組み合わせで注意する点を聞きました。

複数飼いに向いている猫・不向きな猫とは

アメリカンカールの杞阿(きあ)くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――複数飼いに向いている猫には、どのような特徴がありますか?

山口先生:
「複数飼いに向いているのは、社交的で穏やかな性格をしている猫、そして年齢が若い猫です」

――それでは、逆に複数飼いに不向きな猫の特徴を教えてください。

山口先生:
「複数飼いに不向きなのは、警戒心が強い猫や神経質な猫、内弁慶な性格の猫です。ほかにも、3才以上の猫や避妊・去勢をしていない猫などが挙げられます」

性別の組み合わせで注意することは?

ミケのナツちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――複数飼いにおける性別の組み合わせについて、注意点はありますか?

山口先生:
「複数飼いにおいては、お互いが避妊・去勢をしていることは必須です。また、オス同士は縄張り意識が強い傾向があるため、避けたほうがいいかもしれません。

もともと猫は単独行動をする動物なので、他者との関わりを好まない傾向にあります。このためいずれの組み合わせにおいても、お互いが仲よく暮らすことを期待して複数飼育を検討することはおすすめできません。それぞれの猫を幸せにするという気持ちで取り組むべきでしょう。

また、それぞれの猫に対して食事・トイレ・休憩場所などを確保できるスペースの余裕があることは最低条件です。お互いがストレスなく暮らせるような準備を整えてから迎え入れを検討しましょう」
猫の性格や性別によって、複数飼いが難しいケースもあるようです。猫それぞれの幸せを考え、慎重に検討しましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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