猫が「悪い顔」になってる意外な心理　実はイライラじゃなくリラックス中だった？！

ふだんはかわいい顔をしているのに、ふとした拍子に悪い表情を見せる猫たち。この悪だくみをするような表情の裏では、意外な気持ちが隠れていることもあるようです。
今回は、猫が悪い顔になるシチュエーションと、悪い顔になりやすい猫の傾向について、猫写真家で猫研究家の石原さくらさんに教えていただきました。

猫は怒ってなくても悪い顔になる

意外に感じる人もいるかもしれませんが、猫は食事のあとやぼーっとしているときや、眠たいときなどのリラックスタイムに悪い顔になることが多いようです。もちろん、イライラしているときも悪い表情になります。

写真を撮るとき悪い顔になったら、カメラが苦手な可能性も

愛猫にカメラを向けたときに悪い顔になっていたら、不機嫌になっているかもしれません。カメラを向けられることを得意としない猫は、顔に出てしまいがちです。
その場合は、撮影の時間とゴハンを紐づけるなどしてプラスの印象をもたせると、いい表情が撮れるかもしれません。

悪い顔をしているように見られやすい猫種もいる

スコティッシュフォールド・ロングヘアのこはくくん — ねこのきもち投稿写真ギャラリー

エキゾチックショートヘアーやペルシャなどの鼻にしわが寄りやすい短頭種は、悪い顔になりがちです。
また、顔やおでこに丸みのあるスコティッシュフォールドやブリティッシュショートヘアーなども、悪い表情をしているように見えやすいでしょう。

悪い顔のなりやすさに性別は関係ない

ちなみに、悪い表情のなりやすさでいうと、性別による違いはないでしょう。
ただし、去勢手術をしていない猫や、性成熟した後で去勢手術をしたオスの猫は顔まわりが大きい傾向があるため、貫禄が出て悪い顔に見えることが多いかもしれません。

悪い表情をしているのにかわいい猫たち。どんな理由でその表情をしているのか、よく観察してみるとおもしろいかもしれません。

お話を伺った先生／石原さくらさん（写真家猫研究家愛玩動物飼養管理士1級）
参考／「ねこのきもち」2023年11月号『怒っているように見える表情もチャーミングな猫たち♡ 悪そうだけど可愛いワルカワアルバム』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY 猫と暮らす

2024/01/08 UP DATE