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【調査】愛猫のノミ・ダニ・フィラリア予防している? 獣医師の解説つき
ねこのきもちアプリでは、猫のノミ・ダニ・フィラリア予防に関するアンケートを実施しました。今回は、その調査結果をご紹介するとともに、予防の必要性について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に解説していただきます。
愛猫のノミ・ダニ・フィラリア予防している?

“愛猫のノミ・ダニ・フィラリア予防をしていますか?”と飼い主さんに伺ったところ、「すべてしている」と回答した方は43%という結果に。
「すべてしている」と回答した飼い主さんからは、こんなコメントが寄せられました。
「すべてしている」と回答した飼い主さんからは、こんなコメントが寄せられました。
飼い主さんのコメント
- 「完全室内飼いですが、人が持ち込むこともあるかと思い、1年中すべて対策しています」
- 「完全室内飼いですが、蚊は家に入ってくるものだし、少しでもリスクを減らしたいから」
- 「猫を預けなければならない事情や、災害などがいつあるかわからないことを考えると、予防しておいたほうが対応されやすいと思うので」
- 「猫たちは完全室内飼いだけど、同居犬がいるから念のため」
- 「『やっておけばよかった』と後悔しないために、できることはやってあげたいと思っています」など
「全部していない」「ノミ・ダニのみしている」人の意見は?
一方、「全部していない」「ノミ・ダニのみしている」と回答した飼い主さんからは、以下のようなコメントが寄せられました。
「全部していない」飼い主さんの意見
- 「完全室内飼いで、ほかに同居している動物もいないので」
- 「室内飼いもあるが、外と車が苦手で動物病院まで5分くらいなのに、その間にウンチ、オシッコ、ウンチと緊張からトイレシートを3回くらい替えないといけない。あまりにもかわいそうで連れて行けない」
- 「薬剤に対して、アレルギー反応を起こしてしまうため、使うのが怖くなった」
- 「完全室内飼いなので、不要だと思っているので対策していません」
- 「動物病院へ連れて行くのが大変なので」など
「ノミ・ダニのみしている」飼い主さんの意見
- 「完全室内飼いだからノミダニだけしかしていない」
- 「室内飼いでも、外から帰ってくる人が何か持っている可能性があると獣医師から言われて」
- 「外猫時代、ノミがついており駆除に苦労したから」
- 「完全室内飼育なのでノミダニの予防をしています」など
【獣医師解説】ノミ・ダニ・フィラリア予防の必要性は?
ここからは、猫のノミ・ダニ・フィラリア予防の必要性などについて、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に解説していただきます。
――猫にノミ・ダニ・フィラリア予防は必要なのでしょうか。
山口先生:
「完全室内飼いの猫でも、寄生虫予防はしておいたほうがいいです。外に行く猫ほどではないですが、蚊に刺されたり、人が持ち込んだノミ・マダニに感染したりする可能性が。フィラリアは感染した場合にリスクの高い病気ですし、ノミ・マダニの場合は気づかぬうちに繁殖すると駆除に手間がかかります。また、ノミ・マダニが媒介する人獣共通感染症もあり、猫と人の健康や衛生を守る観点からも必要といえます」
――ノミ・マダニ・フィラリアの予防期間について教えてください。
山口先生:
「室内飼育の場合、予防期間は住んでいる場所によって多少変わることがあります。詳しくはお住まいのエリアの動物病院に問い合わせてみてください。大体の予防期間ですが、ノミ・マダニは3月下旬~4月頃、フィラリアは5月~6月頃に始め、12月まで行うことが多いです。外に行く猫であれば、ノミ・マダニは一年中予防したほうがいいでしょう」
――最後に、ノミ・マダニ・フィラリアの正しい予防法について教えてください。
山口先生:
「動物病院に行き、予防薬の処方をお願いしましょう。確実に予防するためには、市販品ではなく、動物病院で処方される予防薬を使ってください。種類としては、首筋から肩に垂らす滴下剤や飲み薬があります。予防期間に毎月1回使用するものが多いですが、なかには数か月効果が続くものもあるので、使いやすいものを選ぶといいでしょう。
愛猫を連れて行くのが難しい場合は、動物病院に問い合わせてみてください。愛猫の体重がわかれば、予防薬を処方してもらえることもあります。まずは相談してみましょう」
山口先生:
「完全室内飼いの猫でも、寄生虫予防はしておいたほうがいいです。外に行く猫ほどではないですが、蚊に刺されたり、人が持ち込んだノミ・マダニに感染したりする可能性が。フィラリアは感染した場合にリスクの高い病気ですし、ノミ・マダニの場合は気づかぬうちに繁殖すると駆除に手間がかかります。また、ノミ・マダニが媒介する人獣共通感染症もあり、猫と人の健康や衛生を守る観点からも必要といえます」
――ノミ・マダニ・フィラリアの予防期間について教えてください。
山口先生:
「室内飼育の場合、予防期間は住んでいる場所によって多少変わることがあります。詳しくはお住まいのエリアの動物病院に問い合わせてみてください。大体の予防期間ですが、ノミ・マダニは3月下旬~4月頃、フィラリアは5月~6月頃に始め、12月まで行うことが多いです。外に行く猫であれば、ノミ・マダニは一年中予防したほうがいいでしょう」
――最後に、ノミ・マダニ・フィラリアの正しい予防法について教えてください。
山口先生:
「動物病院に行き、予防薬の処方をお願いしましょう。確実に予防するためには、市販品ではなく、動物病院で処方される予防薬を使ってください。種類としては、首筋から肩に垂らす滴下剤や飲み薬があります。予防期間に毎月1回使用するものが多いですが、なかには数か月効果が続くものもあるので、使いやすいものを選ぶといいでしょう。
愛猫を連れて行くのが難しい場合は、動物病院に問い合わせてみてください。愛猫の体重がわかれば、予防薬を処方してもらえることもあります。まずは相談してみましょう」
愛猫の健康のためにも、ベストな選択をしてあげたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
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