清潔かつ落ち着くところで愛猫に食事をさせたい、フード類を整頓したいなど、愛猫の食卓に関するお悩みを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、整理収納・照明アドバイザーの伊藤美佳代さんに、猫の食卓の整える3つのポイントについて教えていただきました。伊藤さんが実践している整理整頓術もご紹介するので、あわせて参考にしてみてくださいね。
※この記事では猫の食事する場所を「食卓」としています。
ポイント1:食卓はキッチン近くが衛生面でベター
住環境にもよりますが、猫の食卓はすぐに食器を洗うことができるキッチン近くだと、清潔を保ちやすくなるでしょう。
猫の食卓を腰壁に設置
キッチンに腰壁がある場合は、そこに猫の食事台やフードボウルをくっつけて設置するとスッキリします。伊藤さんも愛猫が食べやすいようにと10年前に食事台を手作りし、キッチンの腰壁の手前に設置しているそうです。
ポイント2:フード類を購入したらすぐ、決まった場所に収納!
収納場所を定めることで、つねにどのくらいのストックがあるかを把握でき、購入のタイミングもわかりすくなります。
災害時用にフードの備蓄も
十分なストックを確保しフードの量を把握しておくことは、防災対策にもなります。伊藤さんは玄関横の倉庫に災害時用として人用の食料や水のほか、ドライフードもローリングストック(使った分だけ備蓄用に買い足す方法)しているそうです。
ポイント3:使う頻度の高いものから手前に並べる
フードやおやつは分別して収納したうえで、取り出す頻度の高いものから手前にしておくと、より便利です。
3つの同じボックスを使い収納
伊藤さんの場合、1つ目のボックスはおやつやねこ草キット、フードボウルなどを収納しているそう。「仕切って一目瞭然」にすることで、整然と片付く以外に物を探すことが少なくなるといいます。
残りの2つのボックスには、未開封のドライフードを収納。開封済みのフードは、数日分を密閉ボトルに入れ、棚の上に保存しているようです。
愛猫が安心してゴハンを食べられるように、そして飼い主さんがゴハンの管理をしやすいよう、日ごろからきれいに整えておくことが重要ですね。これを機に、愛猫の食卓まわりを見直してみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/伊藤美佳代さん(整理収納・照明アドバイザー 住宅収納スペシャリスト)
参考/「ねこのきもち」2021年3月号『ステキ&清潔が簡単に叶う! 整理収納のプロに教わる ねこ食卓の整え方』
文/宮田あゆみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。